CorelDRAWでギザギザのある値引きシールを描く方法
【値引きシール】 |
訴求力のあるプライスカードは、CorelDRAWの初歩を知っていれば、すぐに実作できる。
簡単に作れて、しかも需要が多いのがプライスカードの類。
ギザギザのある値引きシールは、特に視認性が高い。
この記事は、そんな値引きシールの、描き方の一例である。
【「歪曲ツール」の「スタンプ」プリセット。】 |
「楕円形ツール」で正円を描き、適当な色で塗りつぶす。
ここでは、「輪郭」を「なし」にし、円を「M:100」で塗りつぶした。
次に、ツールボックスの「歪曲」をクリックし、上図のようにプロパティバーの「プリセット」で「スタンプ」をクリック。
【プロパティバーで「歪曲」の数値を入力。】 |
プロパティバーの「ジッパーの振幅」数値入力ボックスを「50」に。
「ジッパーの密度」を「10」に指定。
これで、ギザギザ円の形が出来上がる。
【グラデーション塗りつぶし。】 |
ギザギザ円の中心合わせで正円を描き、「グラデーション塗りつぶし」を実行。
グラデーションは「CMYK:0」から「M:100」へ。
グラデーションの種類は「楕円形グラデーション塗りつぶし」。
グラデーションのサムネイルのハイライト部分をマウスポインタでクリックして左上角にドラッグすると上図のような仕上がりになる。
次に、正円の輪郭の幅を広げる(ここでは5ミリに指定)。
正円を選択状態のまま、メニューバーの「オブジェクト」>「輪郭をオブジェクトに変換」をクリック。
こうして出来上がった5ミリ幅のリングに「グラデーション塗りつぶし」をかける。
「楕円形グラデーション塗りつぶし」を指定し、「CMYK:0」から「K:50」へグラデーション。
グラデーションのサムネイルのハイライト部分をマウスポインタでクリックして左上角にドラッグ。
グラデーションの「変形」入力ボックスに縦横200%と指定。
値引きシールにリングを付けたことで、雰囲気がより立体っぽくなった。
立体っぽくなるということは、視認性が高まるということ。
「楕円形グラデーション塗りつぶし」を指定し、「CMYK:0」から「K:50」へグラデーション。
グラデーションのサムネイルのハイライト部分をマウスポインタでクリックして左上角にドラッグ。
グラデーションの「変形」入力ボックスに縦横200%と指定。
値引きシールにリングを付けたことで、雰囲気がより立体っぽくなった。
【「ベベル」効果。】 |
立体っぽくなるということは、視認性が高まるということ。
目立つとか、存在が強調されるとかいうことになる。
そのためAdobeのIllustratorをはじめとして、様々なグラフィックソフトには、ドロップシャドウとか3D効果とか、いろんな立体的な表現を実行するための機能が備わっている。
それは、CornellDRAWでも同様。
ここでは、ギザギザ円に「ベベル」をかけてみる。
「ベベル」とは、斜面とか斜角の意で、角を傾斜面にすること。
面取りに近い効果が得られる。
この効果によって、さらに立体感が増す。
面取りに近い効果が得られる。
この効果によって、さらに立体感が増す。
メニューバーの「効果」>「ベベル」をクリックすると、ドッキングウィンドウに「ベベル」の設定画面が表示される。
「スタイル」を「ソフトエッジ」に指定し、距離を「3ミリ」に。
「影の色」と「ライトのカラー」を上図のように指定。
「強度」、「方向」、「高度」もそれぞれ指定。
フォントは「Impact」を選んだ。
この書体は、プライスシールのインパクトを際立たせてくれる。
テキストを打ち込んだら、「オブジェクト」>「アートテキストの分割」をクリック。
文字の「輪郭」を「なし」にし、文字を「C:100」で塗りつぶす。
文字全体を選択して「グループ化」しておく。
するとプロパティバーが「等高線」のコマンド設定に切り替わる。
「外側の等高線」アイコンをクリックし、「ステップ数」を「1」と指定。
「等高線オフセット」を「3ミリ」に指定。
これで文字の白縁取りが完成。
「30%OFF」の青い文字が、くっきりと見えるようになった。
「ブロック影」をかけるために、「メニューバー」>「オブジェクト」>「等高線グループの分割」をクリックする。
【プロパティバーで「ブロック影」の数値を入力。】 |
次に文字の白縁だけを選択して「ツールボックス」>「ブロック影」をクリック。
するとプロパティバーに「ブロック影」の設定が表示される。
「奥行」を「5ミリ」に、「方向」を「-45」。
「ブロック影カラー」を「K:100」、「ブロック影の拡大」を「1.5ミリ」に指定。
これで下図のようなギザギザのある値引きシールの出来上がり。
「30%OFF」という文字に力がみなぎっている。
力強い表現が説得力となって、買い物客の購買意欲に働きかけるはず。
なので、訴求力のある値引きシールは、需要が多い。
【値引きシール完成。】 |
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