下折紙沢の渓流で、愛犬の水泳とミズ採りとヒバ林の散策
【さわやかな下折紙沢の渓流。右側がやや深い淵になっていて、愛犬の遊泳場となっている。】
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下折紙沢渓流での愛犬の水泳散歩は、今日で今年3回目である。
今日のお天気は、晴れ時々曇りで、まあまあの散歩日和。
下折紙沢は昨日の雨でいつもよりほんのちょっと増水している。
それが、水泳好きな愛犬にはうれしい水量となった。
この沢は、少々の増水では濁らない。
上流の森の伐採は進んでいるが、山腹のブナ林はまだ健在であるようだ。
ブナ林がもたらす清流で、愛犬は毎回水遊びを満喫している。
こんないい場所なのに、この渓流で遊んでいる人をほとんど見かけない。
なので愛犬は自由に振る舞える。
ここは愛犬の水泳天国。
得意満面で泳ぎ回る。
水が澄んでいるので、手足の動作が丸見えで、なんとも愛らしい。
【スイスイスイミング。】 |
ここは青森市の「滝沢山地」のなかで、割と市街地寄りなところだが、あまりアウトドアの御仁を見かけない。
近場で便利なアウトドアスポットは、ゴミのポイ捨てで汚れがちである。
人が寄り付かないことは、環境保全にいいことかもしれない。
などと、聖人のようなことを言っているが、私もミズを採ったりヤブコギをしたり。
環境破壊者の一員であることに変わりはない。
沢沿いの林道を、ごくたまに山菜採りのクルマが行き過ぎる程度で、ヒバ林に囲まれた静かな渓流である。
でも特別な場所ではない。
青森県内には、こんな場所はザラにある。
この渓流の特徴を強いてあげれば、水がきれいで、山菜のミズ(ウワバミソウ)が豊富で、美しいヒバの林を見物できる程度である。
一般的にはそんなものだが、私には愛犬と楽しく遊べるかけがいのない場所。
おまけに好物であるミズを収穫できる。
秋が深まってくるとキノコもちらほら顔を出す。
【澄んでいる沢の水。】 |
【11歳の大型犬が、のんびり水泳散歩。】 |
【前足を目一杯前に出して水をかくのが愛犬の泳法。】 |
【ミズ(ウワバミソウ)の群生。】 |
ヒバ林では、ヒバの木が放つ独特の芳香であるヒノキチオールでリフレッシュできる。
ヒノキチオールの成分であるα-ピネンによって、ストレスが和らぎ心が落ち着くと言われている。
青森ヒバにはヒノキの10倍ものヒノキチオールが含まれているという。
周知のことだが、青森のヒバ林は日本三大美林の一つ。
ということは、ヒバ林を散策している私は、とても貴重な日本三大美林のなかを歩いているということになる。
これはちょっと特別っぽい。
青森県的にはザラだが、日本的にはかなり特別な場所なんじゃないの。
と思えてくる。
愛犬に癒やされ、さわやかな渓流に癒やされ、青森ヒバのヒノキチオールに癒やされ。
おまけに胃腸の働きを活発にすると言われているミズを収穫できる。
こんな場所が随所にある「滝沢山地」だから、私は春夏秋冬を通して、ここで遊ぶことが多い。
【少々収穫。】 |
【赤い樹皮をもっている青森ヒバ。ヒノキチオールの宝庫。】 |
【ヒバ林を散策。林床はほとんどシダ類、それにヒバ稚樹。ヒバ林の外れの方にミズ(ウワバミソウ)、背の低いチシマザサなど。】
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【ヒバ林に囲まれた下折紙沢の渓流。】 |
【石ころの川原。】 |