選挙候補者掲示板の支柱が単管(鉄パイプ)で組まれていた

【単管で組まれた掲示板の支柱。】


青森市議会議員一般選挙の投票日は10月28日(日曜日)。
10月21日が告示日となっている。

告示日には、候補者のポスターが掲示板に貼られる。
その掲示板を取り付ける支柱が、公園に組まれていた。
いつもは木製角材で組んでいたような気がするが、今回は単管で組んである。

台風の時期なので、頑丈な部材を使っているのだろう。
単管とは、おもに建築工事現場の足場補強材として使われている鉄パイプのこと。
単管パイプの略称である。

単管を組み立てるための金具に、クランプとジョイントがある。
クランプには、直交クランプと自在クランプがある。

直交クランプは、単管同士を直角に交差させて固定する締め金具。
自在クランプは、単管同士を自在な角度に交差させて固定する締め金具。
付属のボルトのナットを締めて、強く固定できる仕組みになっている。

ジョイントは単管同士をつなぐ金具のこと。
直線方向につないだり、コーナーをつくってつないだり、T字状につないだり、いろいろな機能を備えたジョイントがある。

写真の掲示板の支柱は、直交クランプと自在クランプだけで組み立てているように見える。
単管についての多少の取扱知識があっても、素人ではこんなにきれいには組めない。

建築工事現場の足場を組むのは、鳶(とび)職人の仕事である。
単管を整然と組む技術を持った職人でなければ、安全な足場は組めない。
この単管の掲示板支柱も整然と組まれているので、専門の鳶職人の仕事に違いない。
単管は、こんな使い方もできる便利な部材である。

「青森ねぶた祭」の観覧席(桟敷席)もこの単管で組まれている。
もちろん組んでいるのは、専門の鳶職人である。
このほか、フェンスとか仮設小屋とかパーゴラとかビニールハウスの設営などに単管が応用されている。
また、悪しき使用例として、「鉄パイプ」という呼び名で、1970年代に「過激派」の凶器として使われたこともある。

単管は、ホームセンターなどで売られていて、一般の人でも入手することができる。
心得とラチェットレンチなどの道具があれば、単管での簡単な工作物なら一般の人でも製作可能である。
青森では、単管を用いた雪よけの柵や、簡易カーポートなどをときおり見ることがある。

工作資材としての単管のよいところは、安価で丈夫で取扱が比較的簡単であること。
溶融亜鉛メッキ(ドブメッキ)で仕上げられているために錆びにくい。
また、単管は丸パイプなので、いろんな角度からの引張・圧縮に対して一定の強度が保てる。
などなど。

こんな特長を持っている単管なので、仮設の看板の支柱には最適である。


【ガッチリ組まれている。】


【クランプで組み立て。】


【整然と組まれた単管。】


【単管に垂木がしばりつけられている。】


10月3日には、公園に設営された単管に選挙候補者掲示板が取り付けられた。
水平部材の単管に、「なまし番線(12番線)」で垂木を緊結し、垂木に厚ベニヤの掲示板を木ネジで固定してある。
これで強風が吹いても大丈夫。

掲示板には、57枚の候補者ポスターを貼ることができるように、線引きされている。
青森市議会議員一般選挙。
はたして何人の市議会議員志望者が、立候補することやら。

当選されたあかつきには、この単管支柱工事のような、スッキリしたいい仕事をしていただきたいものです。


【裏面。】


【表面。整然とした仮設掲示板の外観になっている。】

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