この冬はじめての雪かき
【この冬はじめて、クルマが降雪のため雪に埋まった。】
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朝起きたら、クルマに30センチぐらいの積雪。
家の前の駐車場も、たっぷりの白い雪。
なので、この冬初の雪かきとなった。
天気予報は、強い冬型の気圧配置になると言っていたが、そのわりには寒くない。
雪かきをすると、地面と接している部分の雪は融けかかっている。
ここのところ暖かい日が続いたので、地面の温度はまだ低くない。
その地面に着地した雪は融ける。
でも、降っている雪の量が多いので、融けるのが積もるのに追いつけない。
積もる雪は、ゆうゆうと融ける雪を追い越してザンザカ降り積もる。
その結果の今朝の積雪である。
積雪の底の雪は、融けて水っぽくて重い。
積雪の上層の雪は、スコップやスノーダンプの底にくっついて離れず、雪かきがやりにくい。
パウダーなのだが、スキーの底にくっつく嫌なパウダーである。
おそらく、雪かきがやりにくい雪質は、スキー滑降にとっても面倒な雪である。
私が雪かきをしていると、愛犬が家のなかで騒ぐ。
ワンワン吠えて、ピーピー泣く。
私が雪と遊んでいると思っているのだ。
自分(愛犬のことね)をほったらかしにして、白いもの(雪のことね)で遊んでいる。
近所迷惑なので、雪かきを途中にしたまま愛犬の散歩に出かける。
【家の入口付近を雪かき。】 |
公園の植え込みには、ドウダンツツジの紅葉がまだ残っていて、白い雪に映えている。
紅葉した赤い葉が、いっそう鮮やかである。
下の写真のドウダンツツジは、夏の頃にヤブガラシにおおわれてゴチャゴチャになっていた植栽。
それが、ヤブガラシも枯れてなくなり、スッキリして、いい感じになっている。
雪対策のため、荒縄でしばられて窮屈そうだが、ヤブガラシまみれよりはいいでしょう。
ドウダンツツジは、ヤブガラシにからまれない冬のあいだ、上空の開放感を楽しんでいる。
ほんまかいな。
この重い頭の雪は・・・
気にしない気にしない。
この冬も、ここで越年するのですね。
ふてぶてしいひと睨みに、愛犬はうつむいてばかり。
ご立派ご立派とブツブツ言いながら、足早に遠ざかる愛犬。
ノラネコくんにエサをやっているオバハンがいるんやでえ、と私。
せやろ、そうでなきゃ生きていかれへんわ、と愛犬。
それにしても、ようこえとるわ、と私。
そのオバハンに、よっぽどええもん食わしてもろてはるんやろ、と愛犬。
そんなこといいな、うちでなんも食わしたらんみたいやんか、と私。
感謝してまっせ、と大あくびする愛犬。
雪が積もると、ふだん聞こえない雑談が、どこからともなくヒソヒソと聞こえてくるもんです。