2019/01/21

面白い夢を見た

久しぶりに面白い夢を見たので、忘れないうちに書きとめておこう。
夢は毎晩カラーで見るほうなので、夢を見ることは、まったくめずらしいことではない。
でも、なかなかおもしろい夢には出合えない。

今朝の明け方に見た夢は、とてもおもしろかった。
それは、私があやしい絵かきになった夢だ。
筆に絵の具を含ませて、その筆をキャンパスに向かって振る。
するとキャンパスに、絵の具の飛沫跡が描かれる。
その偶然の造形美を追い求めている絵かきなのである。
絵かきのようで絵を描かない、あやしい絵かき。

そんな作業をしていると、背後に批評家があらわれた。
彼は歌い文句で批評する。
なんとその歌い方が、忌野清志郎そっくり。
「雨あがりの夜空に」を歌うように、絵の感想を歌う。

「糸が長いと散歩が細いィィ」と歌った忌野清志郎の声が、目が覚めても頭のなかに残っていた。
「糸が長いと散歩が細い」
まるでシュールな現代詩のような文句。
とは言っても、私が現代詩を読んでいたのは30年前だ。
その頃の記憶と、これからの愛犬の散歩が、重なって夢にあらわれたのか。

夢らしい夢だった。
まったく現実を引きずっていない光景が、妙に鮮明で現実的な世界。
わかった、わかったと枕の上でつぶやいたが、わかったようでわからない鮮明な世界。
それは、30年前も今も変わらない。

結局、散歩をするってことは、糸くずのようなものなのか。
などと、考えをめぐらし。
夢の中の絵を思い出そうとしたが、思い出せない。
そうか、絵を思い出したら、この夢の面白さは消えるんだと勝手に思い込み。
「糸が長いと散歩が細いィィ」と忌野清志郎ふうに歌ってみた。