海辺の草むらで繁茂しているブタクサ(ブタクサモドキか?)
これから伸びていく花穂。 |
海辺の空き地の草むらに咲いているオオアカバナを見に行ったら、ブタクサと出会った。
空き地の海寄りの場所に、かなりの勢いで繁茂している。
花穂がこれから伸びようとしているところである。
でも、ブタクサにしては葉が細い。
ブタクサの葉はヨモギの葉に似ているが、ここのブタクサの葉はニンジンの葉を連想させる。
インターネットで調べてみたら、ブタクサモドキではないかとも思えてきたが、判然としない。
モドキ(擬)と言われるだけあって、ブタクサとブタクサモドキはそっくりである。
花穂がもっと伸びて、花が開く頃でないと判別できないかもしれない。
いずれにしても、ブタクサ属の野草であることに間違いはない。
ブタクサもブタクサモドキもキク科ブタクサ属の植物。
ともに北アメリカ原産の帰化植物である。
「外来生物法」によって「要注意外来生物」に指定されている。
ブタクサ属は、花粉症の原因植物として有名である。
日本国内では、スギやヒノキに次ぐ患者数が存在するとのこと。
秋の花粉症の代表的なアレルゲンとなっている「嫌われもの」なのである。
私の知り合いにも、ブタクサ属がアレルゲンとなっている花粉症患者がいる。
彼女は「ブタクサ」と聞いただけで、鼻の奥がむず痒くなるという。
こんな写真を見せたら、クシャミ連発であろう。
葉が細め。 |
横顔はブタクサモドキか? |