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曇天に陽が射して。 |
近所の公園で、紅葉が散り始めていた。
赤、橙、黄と様々な色の葉が、散り際に輝いている。
折しも、曇天に陽が射して、あたりの色彩がちょっとにぎやかになった。
無人の公園に風が吹いて、色彩がざわめいている。
ざわめきながら、散っている。
いっときの真昼の静寂につつまれている感じ。
ざわめきながら、静寂。
「閑さや岩にしみ入る蝉の声」てな感じかな・・・
そんな公園散歩。
愛犬が、鼻をクンクンしている。
カツラの落葉が、かすかに甘く匂っているのだ。
雨上がりだから、なおさら。
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ソメイヨシノの紅葉。 |
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アオギリの大きな葉が黄葉。 |
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甘く匂うカツラの黄葉。 |
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今年は、モミジの紅葉がちょっと冴えない。 |
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隣のケヤキは黄葉、ないしは橙葉。このケヤキの個体の「遺伝的要因」はそういうタイプ。 |
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ポプラはとっくに落葉して、裸木状態。 |
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あたりが紅葉したり落葉したりしている中で、常緑樹のヒイラギはマイペース。 白い花を咲かせている。 ちょっと芳香があるかわいらしい花である。 この花が黒く結実するのは年が明けてから。 クリスマスの装飾に使われる赤い実のヒイラギは、セイヨウヒイラギである。 この公園のヒイラギは、日本の「柊(ひいらぎ)」でモクセイ科モクセイ属。 モクセイの仲間だから芳香があるのだろう。 セイヨウヒイラギは、モチノキ科モチノキ属とのこと。 |
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サクラの落葉の上で和んでいる愛犬。 |