雑談散歩

    山スキーやハイキング、読書や江戸俳諧、山野草や散歩、その他雑多なことなど。

春の「うらなり雪」が降った

雪をかぶったクルマ。


今日の明け方から夕方までのあいだのこと。
青森市内は断続的に降雪に見舞われた。
冬に逆戻りだとテレビのアナウンサーが言っていたが、季節は逆戻りしない。

青森じゃ春でも雪が降る。
春に降る雪は、なごり雪。
なごり雪は、冬にお別れを告げる雪なのだ。
季節は、桜の開花に向かって、どんどん進んでいる。



昔、私が村の小学校に入学したときも、たしか雪降りだった。
あれは、春の出会いを迎える雪。
幼年に別れを告げる雪であった。

中学校の卒業式のときも雪が降っていた。
あれは、同窓生とのお別れの雪。
涙の混じったみぞれ雪だった。
春に降る雪は、出会いとお別れの雪。

山にも雪が降って、ちょっと積もったという。
八甲田山の酸ヶ湯では、昨日より積雪が19センチ増えたみたいだ。

私が山でスキーをするのを知っている人が、山に雪が増えてうれしいだろうと声をかけてきた。
いや、うれしくないね。
今頃の雪は、何もいいことがない。

雪の旬は厳冬期だ。
旬の雪は、スキーヤーにとっておいしい。

遅れて降る雪は、面倒で手ごわい。
水分が多くて重くて、スムーズに滑らない。
滑らないどころか、ブレーキになる。
板つかみとかストッパーとか呼ばれる雪質であることが多いのだ。

作物に例えれば、「うらなり」である。
時期が遅くなってから、蔓の先の方にできる実は、貧弱で不味い。
この時期に山に降る雪も、スキーヤーには貧弱でおいしくない。
「うらなり雪」である。

などと、下手くそなスキーヤー(私)ほど文句が多い。
この雪も、青森市にとっては貴重な水源である。
ありがたいと思わねばなるまい。
自然に感謝。
「畏れながら自然に感謝せよ」である。
「うらなり雪」でも腕次第。
おいしく召し上がれ。


公園も雪化粧。

Next Post Previous Post

広告