2021/05/15

睡蓮沼から北八甲田連峰小岳へ

スタート地点からしばらく歩いて、ようやく開けた場所に出たので山を撮影。左から硫黄岳、奥に大岳、右に大きく見えるのが小岳。


好天を約束された今日、八甲田山の残雪スキーハイキングに出かけた。
睡蓮沼に7時50分ごろ着いたが、すでに路駐スペースはスキーヤーのクルマで満杯状態。
睡蓮沼からほんのちょっと東に走ったところに、手ごろな路駐スペースがあった。

残雪がかなり減っている。
スタート地点からしばらくは残雪のつながっている箇所をさがして右往左往。
ネマガリタケ(チシマササ)のヤブに囲まれた迷路を進む。

ときどき後ろでバシッと音がする。
クマの出現かとドキドキするが、そうではない。
雪に埋まっていた木の枝が、上にかぶさっていた雪がとけたので上方に跳ね上がったのだ。
冬の間、雪に抑えつけられていた枝が、やっと解放されて舞い上がる音だ。
気温が高めで、雪どけが進んでいる。
歩くほどに汗ばむ。

歩き始めは、ブナとアオモリトドマツ(オオシラビソ)の混交林なので、ブナの落枝が目立った。
雪上にブナの小枝が散らばっている。
標高1100メートルあたりからは、アオモリトドマツとダケカンバの混交林になる。
ダケカンバの落枝は、ブナほど多くはなかった。

ダケカンバの枝はしなるが、ブナの枝は風に弱い。
残雪スキーをしていなければ、なかなか気がつかないことだ。

硫黄岳はスキーヤーで賑わっているが、小岳は先行者が一人。
私が登っている間に、どこかへ滑り去った。
小岳という名称に、ちんまりとした山を思い浮かべがち。
だが、どうしてどうして。
北八甲田では随一の広大な斜面なので、滑りこむ先はいっぱいある。
向こうさんも気楽な一人旅のようだった。

小岳の急斜面をシール登高。
今シーズンは山を歩いてないので脚がイヤイヤしている。
アイゼンがあれば山頂まで行けるのだが。
などと思いながら、山頂から20メートルぐらい下あたりで、登頂をあきらめて、いそいそと滑降の準備。

滑った。
小岳の急斜面を会心のテレマークターンで。
今日もまた、ザラメ雪が良かった。
突っかかることなくスムーズに板を回すことができた。

気分爽快。
生き返った気分で、山スキーを楽しんだのだった。


ブナの果実の殻が付いた落枝。

この時期の一番人気、スキーヤーで賑わっていた硫黄岳の斜面。

訪れる者のいない小岳の大斜面がひっそりと。

無人の大斜面を登る。

小岳の斜度はだんだん急に。奥に南八甲田の主峰・櫛ヶ峰の大斜面が三角に白く見える。

滑った。会心のテレマークターンだった。おや、会心のシュプールが見えないぞ。

あっという間に遠のく小岳の大斜面。