カラマツの林床に群生していたオオタチツボスミレ
カラマツの林床に群生しているオオタチツボスミレ。 |
青森市郊外の萱野高原の近くのカラマツ林に、オオタチツボスミレが咲いていた。
オオタチツボスミレは、寒冷な多雪地帯に多く見られるという。
雪がどっさり積もる萱野高原近辺は、適した生息地なのだろう。
郊外の人家付近の草地でよく見かけるタチツボスミレより、花がちょっと大きい。
独特の赤みのある紫色の花弁に丸っこい緑色の葉は、絶妙にバランスがとれていて、実にカッコいい。
オオタチツボスミレは、見栄えのするスミレである。
草丈は、花も加えると15センチから25センチ。
花の直径は2センチぐらい。
下側の花弁(唇弁)に描かれている濃い紫色のすじが、網の目状になっているのがオオタチツボスミレの特徴とされている。
白から紫のグラデーションの地に描かれた鮮やかな網目模様。
唇弁には彩りがきれいなものが多いが、オオタチツボスミレの唇弁もその例にもれない。
花弁の後ろについている尻尾のような部分は、距(きょ)と呼ばれている。
この距が白いのもオオタチツボスミレの特徴であるとか。
静かなカラマツ林を歩いていたら、足元でオオタチツボスミレが寄り添ってひっそりと咲いている。
ひっそりとしてはいるものの、かがんで眺めると、咲きっぷりがなかなかにぎやかだ。
厳しい冬を乗り越えた喜びが満開している。
耳を澄ますとヒソヒソ話が聞こえる。
「気をつけて!へんな爺が来たわ!」といっせいにヒソヒソ声。
怪訝そうに首をかしげて、ヤブ漕ぎ散歩者を見上げているスミレ嬢たち。
クネクネと身を揺らして、「わたしたちを踏まないで!」と言っているみたいだ。
だからオオタチツボスミレの花言葉は、「わたしたちを踏まないで」
なんて、それは冗談。
世間に流通しているオオタチツボスミレの花言葉は「慎み深い」であるとか。
美しいのに慎みを忘れない清楚な咲き姿であった。
郊外の人家付近の草地でよく見かけるタチツボスミレより、花がちょっと大きい。
独特の赤みのある紫色の花弁に丸っこい緑色の葉は、絶妙にバランスがとれていて、実にカッコいい。
オオタチツボスミレは、見栄えのするスミレである。
草丈は、花も加えると15センチから25センチ。
花の直径は2センチぐらい。
下側の花弁(唇弁)に描かれている濃い紫色のすじが、網の目状になっているのがオオタチツボスミレの特徴とされている。
白から紫のグラデーションの地に描かれた鮮やかな網目模様。
唇弁には彩りがきれいなものが多いが、オオタチツボスミレの唇弁もその例にもれない。
花弁の後ろについている尻尾のような部分は、距(きょ)と呼ばれている。
この距が白いのもオオタチツボスミレの特徴であるとか。
静かなカラマツ林を歩いていたら、足元でオオタチツボスミレが寄り添ってひっそりと咲いている。
ひっそりとしてはいるものの、かがんで眺めると、咲きっぷりがなかなかにぎやかだ。
厳しい冬を乗り越えた喜びが満開している。
耳を澄ますとヒソヒソ話が聞こえる。
「気をつけて!へんな爺が来たわ!」といっせいにヒソヒソ声。
怪訝そうに首をかしげて、ヤブ漕ぎ散歩者を見上げているスミレ嬢たち。
クネクネと身を揺らして、「わたしたちを踏まないで!」と言っているみたいだ。
だからオオタチツボスミレの花言葉は、「わたしたちを踏まないで」
なんて、それは冗談。
世間に流通しているオオタチツボスミレの花言葉は「慎み深い」であるとか。
美しいのに慎みを忘れない清楚な咲き姿であった。