萱野高原から鉢森山へヤブ漕ぎハイキング
午前十時頃、新緑の萱野高原は雨。北八甲田山が雨雲にかすんでいる。 |
朝方は雨降りだった。
それが昼頃にはあがるという予報なので山へ出かけた。
去年の春にスキーハイキングした鉢森山へ、今日はヤブ漕ぎハイキングを敢行しようと決めた。
ヤブ漕ぎしながら、去年のスキールートを忠実に辿ろうという計画である。
ところが、手強いヤブにかなり迷走した。
この山では、スキールートを忠実に歩くなんて不可能であった。
そんなことは、どこの山でも不可能に決まっている。
スキーの自由さに比べたら、ヤブ漕ぎはとてつもなく不自由なのだから。
でも今日は、その不自由さ加減を楽しんでみようという遊びである。
エスケープルートも想定している。
ネマガリダケだけのヤブ漕ぎなら、慣れているからお手のもの。
だが実際は、ネマガリダケと、横に枝を広げた灌木と、蔓性植物が密集した踏破不能のヤブだった。
頭上でエゾハルゼミが大笑いしている。
なんとか山頂の稜線にたどり着いたものの、ヤブの濃さは衰えない。
なんとか山頂の稜線にたどり着いたものの、ヤブの濃さは衰えない。
山頂間近で、しんどさにヤブ漕ぎを断念した。
鉢森山の西側を南北に通っている林道(エスケープルート)へと逃げた。
この林道の存在は、グーグルアースや国土地理院の「電子国土web」で予想していた。
実際歩いてみると、想定していたよりも立派で快適な林道であった。
林道をちょっと登ったら、林道の最高部に達した。
もうちょっと「ヤブ遊泳」を続けていたら、当初の目的通り、ヤブ漕ぎで山頂に到着していたことだろう。
でも老人ゆえ体力がもたなかった。
まあ、高齢になったらこんなバカなことはしないものだが。
バカ老人ゆえに仕方のないこと。
林道最高部から東方向にヤブ漕ぎして、残雪時の山頂広場らしき地点をやっと踏んだ。
やはり山頂部も、1.2mぐらいの背丈のネマガリダケと、ツゲやクロモジやツツジなどの灌木と、ヤマブドウやなにかの蔓性植物が密集する過激なヤブだった。
林道の草地に座り込んでランチタイム。
このまま昼寝したい気分だったが、私がクマのランチになったら大変だ。
林道をゆっくりと下山した。
林道は、砂利や石を敷いていなくて、とても歩きやすかった。
ヤブ漕ぎ登りの所要時間は、休憩や野草観察や花の写真撮影時間を含めて二時間ぐらい。
帰りは三十分を切るぐらいだった。
国道近くまで来たら、下側に掲載した写真のように、頑丈な鉄柵が通行をふさいでいた。
看板が「告ぐ!」と叫んでいる。
看板には「水源涵養保安林(ブナ植栽)地につき車輛等の進入を禁ず。」と記載されている。
青森市水道部の鉄柵と看板であった。
「このあたりの山は青森市の上水道の水源地であるから、自動車の乗り入れは禁止で、入山者はゴミなどを捨てて山を汚してはいけないよ」という内容の「告ぐ!」であると解釈した次第。
鉢森山の西側を南北に通っている林道(エスケープルート)へと逃げた。
この林道の存在は、グーグルアースや国土地理院の「電子国土web」で予想していた。
実際歩いてみると、想定していたよりも立派で快適な林道であった。
林道をちょっと登ったら、林道の最高部に達した。
もうちょっと「ヤブ遊泳」を続けていたら、当初の目的通り、ヤブ漕ぎで山頂に到着していたことだろう。
でも老人ゆえ体力がもたなかった。
まあ、高齢になったらこんなバカなことはしないものだが。
バカ老人ゆえに仕方のないこと。
林道最高部から東方向にヤブ漕ぎして、残雪時の山頂広場らしき地点をやっと踏んだ。
やはり山頂部も、1.2mぐらいの背丈のネマガリダケと、ツゲやクロモジやツツジなどの灌木と、ヤマブドウやなにかの蔓性植物が密集する過激なヤブだった。
林道の草地に座り込んでランチタイム。
このまま昼寝したい気分だったが、私がクマのランチになったら大変だ。
林道をゆっくりと下山した。
林道は、砂利や石を敷いていなくて、とても歩きやすかった。
ヤブ漕ぎ登りの所要時間は、休憩や野草観察や花の写真撮影時間を含めて二時間ぐらい。
帰りは三十分を切るぐらいだった。
国道近くまで来たら、下側に掲載した写真のように、頑丈な鉄柵が通行をふさいでいた。
看板が「告ぐ!」と叫んでいる。
看板には「水源涵養保安林(ブナ植栽)地につき車輛等の進入を禁ず。」と記載されている。
青森市水道部の鉄柵と看板であった。
「このあたりの山は青森市の上水道の水源地であるから、自動車の乗り入れは禁止で、入山者はゴミなどを捨てて山を汚してはいけないよ」という内容の「告ぐ!」であると解釈した次第。
ヤブのなかで可憐なマイヅルソウがひっそりと咲いている。 |
ネマガリタケと灌木と蔓性植物が密集している手ごわいヤブ。 |
タケノコ(ネマガリダケ)めっけ。 |
カラマツ林の中の伐採道の広場。ヤブ漕ぎ途上の広場でほっと一息。 |
オオタチツボスミレの群生。 |
チゴユリ。二輪咲きが多かった。 |
カラマツ林のなかは、伐採道が縦横していた。 |
残雪時に登頂した山頂広場あたり。 |
まだ蕾状態のタニウツギの花。林道最高部のタニウツギは、すべて蕾だった。萱野高原付近のタニウツギは八分咲きから満開状態。標高差約50mでこの差なのか。 |
帰りは楽々。整備された歩きやすい林道を下山。 |
国道側から見た林道入口の鉄柵と「告ぐ!」の看板。 |
もどってきた萱野高原から、雲をかぶった北八甲田連峰を眺める。 |