2021/06/05

荒れ地の草むらに咲いていたアイイロニワゼキショウの花

石ころの多い荒れ地に咲いている。


モヤヒルズのトンケイコースの荒れ地に見慣れない花が咲いていた。
紫色っぽい青色の花で、花弁が六枚。
その花弁の先が凹んでいて、凹みの中央が細長くとがって出ている。
一枚の花弁を見ると、大きな翼を畳んだ頭の小さい鳥が立っているような姿だ。

花の直径が1~1.5センチと小さい。
草丈が20~30センチ。
剣形の葉と見間違えそうな、細長く薄っぺらい茎の先で、ちょこんと花が咲いていた。
不思議な雰囲気の花で、どことなく和風じゃない。

インターネットで調べてみたら、アイイロニワゼキショウという覚えにくい名前の帰化植物だった。
原産地は、北アメリカとのこと。
やっぱり。
花の持っている雰囲気で、なんとなく帰化植物だとわかるものだね。

明治時代に園芸用に持ち込まれたものが、日本全国に拡散して自生しているという。
アヤメ科の多年草とのことだが、そういえばどことなく立ち姿がアヤメに似てなくもない。
が、花の形は別物である。

アイイロニワゼキショウは、漢字では「藍色庭石菖」と記すそうである。
こりゃ書けませんわ。
それに読めませんわ。

日本の伝統色で「藍色」の色合いは、暗い青色。
この花の色は紫系が強いので、藍色と言われてもピンとこない。

別名が「ルリニワゼキショウ」とのこと。
漢字では「瑠璃庭石菖」と書く。
ここの花は、瑠璃色とも違うような。
土が違えば花の色も違うので、花弁の色合いは微妙である。

アイイロニワゼキショウは、陽当りのいい環境を好むというから、日陰のないトンケイコースなら申し分ない。
石ころ混じりの赤土のトンケイコースは、あまり肥沃そうではないが、この野草はやせた土地でも生育するという。

荒れた感じの殺風景な夏場のトンケイコースに、異国風の彩りを与えているアイイロニワゼキショウの花であった。


一本の雄しべが飛び出ている。実は三本の雄しべがくっついたものだという。

花弁が6枚。花弁の先が凹んで、その真ん中あたりが細長く尖っている。

陽当たりのいい荒れ地に咲いている。