蓮(ハス)好きにはたまらない、猿賀神社の鏡ヶ池を覆いつくしている北限の「和蓮(われん)」
案内図。 |
平川市の猿賀神社の境内には、鏡ヶ池と見晴ヶ池というふたつの大池がある。
猿賀神社拝殿に近い鏡ヶ池は、神社のホームページによると、猿賀神社信仰の中心となっている「神池」であるという。
その鏡池には、池の水面を覆いつくすほどの蓮(ハス)が群生している。
この蓮は、「和蓮(われん)」という品種で、鏡ヶ池が北限の生息地であるとのこと。
鏡ケ池の和蓮は、弘前藩二代藩主津軽信枚(つがる のぶひら)が弘前市藤代の革秀寺から分け植えたものであるとされている。
写真にある通り、本日の蓮の開花状況は、まだポツリポツリだ。
池全体に蓮の花が咲き競うのは、八月十日から八月二十日ぐらいまでだという。
その頃が見ごろであるらしい。
蓮の花は、早朝から咲きはじめ、昼ちかくから閉じはじめるから、午前9時前後が鑑賞に良い時刻とされている。
前述のホームページによると、毎年四月末より五月中旬にかけて、蓮根が多量に採取され、希望者には社務所で頒布しているとのこと。
また、この蓮根を加工した「蓮根ようかん」は尾上地区の特産品として知られているそうである。
猿賀神社拝殿に近い鏡ヶ池は、神社のホームページによると、猿賀神社信仰の中心となっている「神池」であるという。
その鏡池には、池の水面を覆いつくすほどの蓮(ハス)が群生している。
この蓮は、「和蓮(われん)」という品種で、鏡ヶ池が北限の生息地であるとのこと。
鏡ケ池の和蓮は、弘前藩二代藩主津軽信枚(つがる のぶひら)が弘前市藤代の革秀寺から分け植えたものであるとされている。
写真にある通り、本日の蓮の開花状況は、まだポツリポツリだ。
池全体に蓮の花が咲き競うのは、八月十日から八月二十日ぐらいまでだという。
その頃が見ごろであるらしい。
蓮の花は、早朝から咲きはじめ、昼ちかくから閉じはじめるから、午前9時前後が鑑賞に良い時刻とされている。
前述のホームページによると、毎年四月末より五月中旬にかけて、蓮根が多量に採取され、希望者には社務所で頒布しているとのこと。
また、この蓮根を加工した「蓮根ようかん」は尾上地区の特産品として知られているそうである。
鏡ヶ池を覆いつくしているハスの葉。 |
かわいい蕾が開きかけている。 |
今にも開きそうな蕾。 |
蓮の花が開くとき、ポンと音をたてると言われているのは伝説であるとか。
蓮は、日の出とともに時間をかけてゆっくりと咲く。
遠い昔、蓮の花の開花音を聞けば悟りが開けるとか、成仏できるなどの言い伝えがあったという。
めったに聞ける音ではないからありがたい。
そういう願望が、蓮のポンという音を幻聴させたのではあるまいか。
松尾芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」という発句も、「あれは蓮の花が開くありがたい音ではない。俗な蛙が泥水に飛び込む音だよ」という諧謔だったのかもしれない。
と、しばし空想。
開き切ったハスの花。 |
長いハスの葉柄。 |
ハスの葉の放射状の葉脈。 |
蓮の葉には撥水性があって水玉ができる。
この撥水性が、ロータス効果と言われている。
混同しやすい植物である睡蓮の葉には、撥水性がない。
開きかけのハスの花。 |
ハスの蕾のたたずまい。 |
めんこいじゃ。 |
葉と蕾の対話。 |
花弁を落として、散りかけているハスの花。 |
花弁が散った後に残った花托(かたく)。花床とも言うらしい。 |
花托の形状が蜂の巣に似ていることから、これが蓮(はす)の名前の由来との説がある。
「蜂巣(はちす)」の略で蓮(はす)。
この花托のなかに、蓮の果実ができる。
蓮の実もデンプンが豊富で食用にされるとのこと。
いい咲き具合。 |
花托の表面にあるポツポツが雌しべ。
花托の周辺のモシャモシャが雄しべ。
赤い神社。 |
島の岸寄り(右側)にある小さな祠は、摂社(せっしゃ)の日吉神社である。