滝沢山地・上折紙沢エリア409峰周遊散歩
409峰周遊散歩行程図。(登山道はありません) |
出典:国土地理院ウェブサイト(文字の書き入れはブログ管理人) |
梅雨とヤマセが止んで、青森地方にも猛暑の夏がやってきた。
とはいっても青森の暑さは、比較的にゆるいほうではあるけど。
青森市内は無風の猛暑でも、滝沢の山の木陰は、さわやかな風が吹いていて涼しかった。
暑い夏場は熱中症警戒で、こんなショートコースを楽しんでいる。
ショートコースでトレーニングして、秋になったら滝沢のロングコースに挑もうってな爺の作戦。
ロングコースでトレーニングして雪の山を楽しもうって算段。
今日のショートコースは、上折紙沢エリアの409峰。
409峰へは、2013年1月20日にスキーで登った経験がある。
「409峰周遊散歩」の入口は、岩だらけの小さな沢。
ひんやりした空気の小沢から、ヒバのヤセ尾根へあがる。
気分のいいヤセ尾根の急登。
急登でかいた汗に、時折涼しい風が吹いて心地よい。
どんどん高度をかせぐ。
尾根がだんだん太って、雰囲気のいい森の中を、409峰をめざして散歩。
森の中は、ヒバとブナとナラを中心に、ヤマウルシ、ツルシキミ、ヒメアオキ、クロモジなどの木々。
ツルアジサイを多く見かけたのが印象的だったが、花はもう終わっていた。
林床は、ツクバネソウ、マイヅルソウなどなど。
めずらしく花のない森だった。
この山は、夏の花から秋の花への過渡期なのか。
他の山ではよく見るギンリョウソウも見かけなかった。
見たのは、ツクバネソウの枯れかけた花だけ。
下山は、唐川沢左岸尾根を辿った。
ここは、幅の広い森の尾根。
大きめのヒバの木を眺めながらのんびりと下った。
斜度は、上りの尾根よりも緩い。
積雪期のスキー散歩コースにいいかもしれない。
やっぱり、滝沢の森にはヒバが似合う。
ヒバの大木を見かけると、滝沢の森を歩いているという実感が湧く。
最後は、ロープで急斜面を下りるシーンもあるかなと思っていたが、作業道の廃道を見つけたので、楽々だった。
林道に下山したら、一挙に猛暑。
汗が噴き出た。
林道わきに、キツネノボタンが群生。
オオウバユリは背を伸ばしていたが、まだ蕾。
ミズ(ウワバミソウ)の白い花。
山のおみやげになる太いミズは採りつくされていた。
野内川の渓流で涼を得ながら、帰途についた。
温泉は、いつもの雲谷温泉で心身さっぱり。
「雲谷峠の茶店・六花(りっか)」でコーヒーを飲んでのんびりした。
「台湾カステラ」を試食させてもらったが、なかなかおいしかった。
登山口。(小沢)が入口。 |
(小沢)から尾根へ。 |
ヒバが林立するヤセ尾根。 |
ヤセ尾根から森へ。 |
409峰山頂付近の森。 |
下山は、ヒバの森がある唐川沢左岸尾根。 |
木々の隙間から平沢エリアの高地場山を眺める。 |
作業道の廃道を見つける。 |
野内川の川岸に生えていた大きなサワグルミの木。若い果実がぶら下がっていた。 |