2021/07/09

ヤマブキショウマの雌花

ヤマブキショウマ。


山の林道の林縁で、「何んとかショウマ」の花が咲いているのを見つけた。
その「何とか」を思い出せない。
家に帰って調べたら、ショウマが付く名前の野草で代表的なものが四つほどあった。

サラシナショウマではない

山で私が思い出せないでいたのはサラシナショウマだった。
これは名前と花の雰囲気を図鑑で知っていただけで現物は見たことがない。
サラシナショウマの総状花穂は、ビンなどを洗うブラシのような姿をしている。
葉は二~三回三出複葉で、小葉に切れ込みのあるものもある。
葉には悪臭があるとのこと。
なので、写真の花はサラシナショウマではない。
なお、サラシナショウマはキンポウゲ科の植物であるという。

トリアシショウマでもない

次は、トリアシショウマ。
トリアシショウマは、ユキノシタ科の植物。
花は円錐状花序で、これは私が撮った写真の花にそっくり。
だが、葉は三回三出複葉で側脈があまり平行ではない。
側脈の数も少ない。
これも違うようである。

アカショウマに似てるけど違う

アカショウマはどうだろう。
アカショウマに花も葉も似ているが、分布が東北南部から近畿・中国地方にかけての本州及び四国とあるので、これも違う。
なによりも、葉の出方が根茎から根生するとのことなので、私が見た野草とはあきらかに違う。
アカショウマも、トリアシショウマ同様ユキノシタ科の植物。

ヤマブキショウマの雌花

といろいろ調べたが、結局はヤマブキショウマではないかというところに落ち着いた。
決め手は、ヤマブキショウマの葉の側脈が写真のように平行になっていて、側脈が葉の縁にまで達し、それが明確な点である。
葉は二回三出複葉。
ヤマブキショウマはバラ科の植物。
雌雄異株で、雄花のほうがボリュウムがあって華やかであるとされているので、私が見たヤマブキショウマは雌株なのだろう。
雌株の花は地味である。


花。

二回三出複葉のようである。

葉の側脈が平行で、明確な側脈が葉縁まで届いている。

小葉の先が尖っている。

葉の縁に鋭い重鋸歯がある。