雑談散歩

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シドケという山菜名で知られているモミジガサの花

モミジガサの花を真上から撮影。風に揺れてピンボケ気味。


滝沢山地の湿った林の中で、モミジガサの花を見つけた。
モミジガサの若芽は、津軽地方ではシドケと呼ばれている山菜である。


シドケは、有毒植物であるヤマトリカブトの若芽によく似ている。
ヤマトリカブトの若芽をシドケと間違えて採取し、誤食して死亡した事例もあるとか。
まぎらわしいものは採らないという鉄則に従うべき。

私は、美味しいとは思わないのでシドケは食べない。
春の山菜は、ミズとフキとタケノコ以外は採らないし食べない。

モミジガサはキク科コウモリソウ属の多年草。
コウモリソウ属は種類が多いが、モミジガサは葉の形で判別が容易である。

なお、コウモリソウ属の植物で白神山地周辺の固有種であるツガルコウモリが2009年「The Journal of Japanese Botany,『植物研究雑誌』」に新種として記載されているという。
ツガルコウモリ、いつか出会いたい山野草だ。

モミジガサの立ち姿。風に揺れてピンボケ。

7裂しているモミジガサの葉。裂片に鋸歯あり。葉脈もくっきりとわかりやすい。葉柄は長い。

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