プラグインを更新したらWordPressサイトの管理画面にアクセスできなくなった
エラーメッセージ。 |
WordPressサイトの管理画面にアクセスできなくなった
記事を投稿するために、私が運営しているWordPressサイトの管理画面(ダッシュボード)を開こうとした。
そうしたら、「このサイトで重大なエラーが発生しました。 対応手順については、サイト管理者のメール受信ボックスを確認してください」という上の画像のメッセージが出て、管理画面にアクセスできない状態におちいった。
届いたメールには「WordPress 5.2から、サイトでプラグインやテーマが致命的なエラーを発生させた場合にそれを検知してこの自動メールでお知らせする機能が追加されました。今回の場合、WordPress がプラグイン Widget Options でエラーを捉えました」という通知があった。
さらに「もしサイトが壊れていてダッシュボードに正常に接続できない場合、WordPress には特別な『リカバリーモード』があります。これによりダッシュボードに安全にログインし、さらに調査をすることができます」と書かれてある。
そこで、「リカバリーモード」を試みたが、ログインできなかった。
再度挑戦したが、「リカバリーモード」のログイン画面に接続できなくなっていた。
バックアップを復元
インターネット検索で調べて、いろいろな解決方法を見つけたが、どれもややこしいものばかり。「wp-config.php ファイルの編集」やら「WordPressコアファイルを編集」やらチンプンカンプン。
そんな数あるノウハウサイトの中に「WordPressのエラーが発生した際、サイトのバックアップを復元するだけで簡単に解決」というサイトを見つけた。
私が利用しているレンタルサーバーは「Xserver」。
「Xserver」には、サイトのバックアップ機能が備わっている。
「Xserver」の「サーバーパネル」にログインして、アカウントの項目である「バックアップ」をクリック。
下図のように設定して「復元を開始」したが、延々と時間を消費し続けて、なかなか「復元」が完了しない。
バックアップメニュー |
プラグインを無効化
もう一度メールをよく読んだら、「WordPress がプラグイン Widget Options でエラーを捉えました」とあるではないか。そうだったのだ。
プラグイン「Widget Options」の更新通知がダッシュボードに届いていたので、それを手動更新した後のクラッシュだった。
ということは、「Widget Options」を無効にすればいいのでは。
もうサイトのダッシュボードには近づけないので、サーバー側でプラグインを強制無効化しなければならない。
「Xserver」の「サーバーアカウント」にログインし「ファイルマネージャー」画面を開いた。
ファイルマネージャー画面 |
「ファイルマネージャー」画面の左列にある該当するサイトのフォルダをクリック。
あとは左列一覧で「public_html」>「wp-content」>「plugins」と辿ってプラグインの格納庫に到着。
今度は右側の一覧から該当するプラグインである「Widget Options」を選択して、上部紺帯右側にある「名前変更」をクリック。
クリックすると下図のダイアログボックスが現れる。
クリックすると下図のダイアログボックスが現れる。
名前を変更してプラグインを強制的に無効化した。 |
上図のように、名前入力欄に任意の半角英文字を入力(この場合は、名前の後に「_mukou」を追記)して「変更」ボタンをクリックすると、「Widget Options」の無効化が完了。
これで無事にサイトの管理画面にアクセスできた。
ワードプレスサイト管理画面の「プラグイン」のページを開くと「Widget Options」が無効になっているのが確認できた。
※プラグインを再び有効化する場合は、サーバーのファイルマネージャーでプラグインの名前を元にもどさなくてはならない。
これで無事にサイトの管理画面にアクセスできた。
ワードプレスサイト管理画面の「プラグイン」のページを開くと「Widget Options」が無効になっているのが確認できた。
※プラグインを再び有効化する場合は、サーバーのファイルマネージャーでプラグインの名前を元にもどさなくてはならない。
「正常終了」でエラー
この作業をしている間に、「Xserver」の「自動バックアップデータ取得・復元」がやっと完了して、「正常終了」という表示が出た。そのせいで、またサイトの管理画面にアクセスできなくなった。
「Widget Options」がエラーの原因になった状態に復元したからなのだろう。
なので再び「Widget Options」の無効化作業を繰り返して、管理画面へのアクセスを可能にしたのだった。
フーっとため息。
「Widget Options」について
「Widget Options」は、ウィジェットを最適な形にカスタマイズできるプラグイン。私は運営サイトで、ページごとに「広告」の「表示・非表示」を設定するのにこのプラグインを使っている。
「Widget Options」の制作者が「更新」を頻繁に行っているようなので、信頼できるプラグインだと思っている。
WordPressサイトはプラグインが原因でエラーが発生することもある。
WordPressテーマやレンタルサーバーの機能と、プラグインが干渉したり。
インストールしてあるプラグイン同士の相性が悪くなって、エラーが発生したり。
なので、しばらくは「Widget Options」を無効化したままにしておこうと思っている。
「Widget Options」の「削除」も検討中である。
削除して再インストールって手もあるかな?