酸ヶ湯→酸ヶ湯沢左岸→酸ヶ湯沢源頭部→大岳時計回り→標高1480m地点まで
ジオグラフィカのトラック。 |
酸ヶ湯沢スキールート
寝不足気味で体調がいまいちだったが、新スキールート開拓(私なりに)と、「ヒモ式ウォークモード」を試したかったので酸ヶ湯から大岳をめざした。晴天無風。
酸ヶ湯沢は地獄湯ノ沢よりも硫化水素臭が強いと感じた。
沢沿いには、アオモリトドマツの立ち枯れ地帯もある。
無風状態のときは要注意ルートかもしれない。
一帯に動物の足跡は見かけなかった。
そういうわけで、立ち枯れ地帯は急いで遠巻きに通り過ぎた。
大正解のヒモ式ウォークモード
さて「ヒモ式ウォークモード」の調子はというと、大満足。予想以上に仕事のできるやつだった。
強力なスプリングによる脚への負担がかなり減って、気分が良かった。
3時間近い行程中、最後までヒモがほどけることもなく、ブーツがビンディングから外れることもなかった。
靴とビンディングの装着状態は、ヒールレバーをかけたときとほぼ同等。
ガリガリ雪の急斜面トラバース、急斜面直登、起伏地形の上り下り、リフトを立てた時など、すべてパス。
「ヒモ式ウォークモード」は大正解だった。
セットするとき、スキーを付けた状態で、かがんでヒモを結ぶのがしんどいだろうなあと思っていたが、すんなりできた。
歩くうちにヒモがちょっと伸びて、テレマーク靴のコバがコバ押さえ(トゥハウジング?)から半分ぐらいはみ出たが、そのほうが、よりヒールフリー状態になって快適だった。
尚、これはあくまでも個人的な感想。
各人によっては当てはまらない場合があるかもしれません。
念のために。
快適なオープンバーン
酸ヶ湯沢ルートは、「緩斜面を選んで登れる、急斜面を選んで滑れる」という軟弱者には理想のスキールートだった。標高1070m付近で酸ヶ湯沢の枝沢を越え、少し歩いて、酸ヶ湯沢本流に行き当たる。
本流左岸の傾斜の緩いところから酸ヶ湯沢へ入った。
ちょっと沢の中の登りを楽しんでから右岸に上がった。
ここからはオープンバーン。
急斜面を避けてせっせと登って、大岳裾野の樹林帯に入った。
大岳を時計回りにトラバースし高度を上げたが、雪消えの進んだアオモリトドマツ帯に行く手を阻まれ、標高1480mで断念。
南面なので雪解けが早い。
元気があればスキーを背負ってツボ足で山頂を踏むのだが、体調がいまいちなので無理は禁物だ。
休憩地からは、大岳環状コースの指導標である竹竿が見え、登山者やスキーヤーの楽しそうな姿がチラホラ見えた。
西方向には雲に浮かんだ空中楼閣のような岩木山が見えた。
帰りは、酸ヶ湯沢ルートのピストン。
雪質が程よいザラメだったので、快適なテレマークターンを楽しめた。
テレマークターンを楽しめるほど、脚の疲労が少なかったのだ。
「ヒモ式ウォークモード」万歳!
酸ヶ湯沢ルート万歳!
※記事にある「酸ヶ湯沢スキールート」は公認のスキーコースではありません。
雪解けが進む酸ヶ湯沢の奥に大岳。 |
アオモリトドマツの立ち枯れ地帯。 |
酸ヶ湯沢に流れ込んでいる枝沢を越える。 |
酸ヶ湯沢を登る。 |
雪原から南八甲田を眺める。 |
大岳をめざして登る。アオモリトドマツ帯に入ったら、時計回りでトラバース。 |
「ヒモ式ウォークモード」健在! |
最終到達地点(標高1480m)。奥に大岳(標高1584.5m)のピークがチラリ。 |
空中岩木山。 |
手ごろな斜面をテレマークターンで痛快に。 |
こちらも手ごろ。 |
まだまだ手ごろなオープンバーン。 |
酸ヶ湯沢はハーフパイプ。 |
雪がイイからスイスイ。 |
滑りやすいザラメだったので、木が混んでいる林間もアルペンターンでスイスイ。 |