五十肩と八甲田山入山規制
画像:青森県庁HPより。 |
クマによる人身事故発生で北八甲田に入山規制
ついに北八甲田連峰の登山道が、事実上の立入禁止になった。酸ヶ湯温泉近辺(地獄沼近く)でタケノコ採りをしていた女性(80代)がクマに襲われ死亡するという不幸な事故が四日前(6月25日)に起きた。
この事故のため、青森県と青森市の担当者が協議を行い、昨日付(6月28日)で当該地域(事故現場から半径3キロ以内?)を「入山規制」にしたとのこと。
これに関連してか、北八甲田の山岳部分ほとんどの登山道が、「入山規制」の対象となった。
当該地域に含まれない登山道もあるのだが、「安全配慮」のための「入山規制」なのだろう。
グダリ沼や田代平湿原の遊歩道は規制の対象になっていない。
この「入山規制」は、該当するクマを捕獲するまで解除されないという。
酸ヶ湯温泉近辺では、今月の21日にタケノコ採りの女性がクマと遭遇して負傷。
さらに22日には、タケノコ採りの女性がクマに追いかけられ、食料(おにぎり)を奪われている。
同一個体であるかどうかは不明とのこと。
短期間に事故が連発したので、県や市の担当者が、「入山規制」という措置を打ち出したと思われる。
一帯の観光事業者にとっては、収入減になることが予想される。
2月からの五十肩で山へ行けず
かくいう当ブログ管理人は、今年の2月から左肩に五十肩を患い、いまだにブラウスを着るのに唸り声をあげるほどなので、山へは行っていない。冬場はスキー場で滑ってばかりだった。
ストックはターンのタイミングをとるために使うので五十肩の影響はなかった。
山スキーでは、ストックで身体を押し上げて登ることもあるので、肩が故障状態では無理。
何よりも、リュックが背負えない。
リュックの肩ベルト(ショルダーストラップ)に腕を通すことが出来ない。
左腕を上げたり回したりすると、肩が激しく痛む。
こういう体調で、クマが出没する山へ行くことは危険だけれど、そろそろ八甲田ぐらいはいいんじゃないかと思っていた矢先の「入山規制」となった。
北八甲田は登山者が多いので、クマは現れないだろうという安易な見通しから「いいんじゃないか」と思っていたのだった。
山のクマが飽和状態?
ブログ管理人が山歩きを始めた四十年ぐらい前は、北八甲田と津軽半島にはクマがいないと言われていた。それが今では両地域ともにクマ目撃情報が、県の「出没マップ」に上がっている。
特に北八甲田の「環状道路」上での目撃が多い。
この四十年間で、クマの個体数がかなり増えたのだろう。
素人考えだが、クマにも縄張り意識があると思う。
山の中にクマが増えて、その縄張りから追い出されたクマが人里に出没するようになった。
クマの縄張りを荒らす山菜採りを襲うようになった。
一頭のクマの縄張り範囲がどのぐらいなのか見当もつかないが、クマが過密になって、クマ同士や人間による領地侵略の危機を鋭敏に感じるようになった。
縄張りを堅持するクマにとっては、飽和状態に至るほど個体数が増えた。
それに伴って、クマの凶暴化も進んでいるのでは。
などと、五十肩が酷くて山へ行けないブログ管理人は空想している。
クマにとっては平穏な八甲田
今日の青森地方は快晴。日陰にいると、風があって過ごしやすい。
今頃、無人の八甲田では、クマが木道に寝そべって昼寝でもしているのだろうか。
山は太古の時代にもどったようで。
クマにとっては平穏な八甲田山になっているかもしれない。
クマ:ツキノワグマ
コピペできる無料イラスト素材展「動物イラスト素材集」より。 |