長靴に軽アイゼンをつけて、残雪多い春の折紙山へ
行程図 |
曇り空だが、大きな天気の崩れは無いという予報だったので、青森市滝沢地区の折紙山(おりがみやま)へ出かけた。
この時期の残雪の量(規模)とスキーの滑走コースを確認するのが副目的。
主目的はもちろん、折紙山の山歩きを楽しむこと。
久々に、愛犬同行の山歩きとなった。
スノーシューを予備として、リュックに結わいつけて出発。
しかし、折紙山の山頂まで、スノーシューを使うような箇所は無かった。
スノーシューを使わなければならないほど雪が深かったら、今日は、折紙山の山頂へはたどり着けなかったかもしれない。
私が北尾根ルートの登山口としている林道跡では、残雪がほとんど融けかかっていた。
食べごろのフキノトウが、方々で頭を出している。
今日はフキノトウを頂戴する時間的な余裕が無い。
家の事情で3時までに帰宅しなければならない。
食べごろのフキノトウが、方々で頭を出している。
今日はフキノトウを頂戴する時間的な余裕が無い。
家の事情で3時までに帰宅しなければならない。
林道跡から支尾根の東斜面を登る。 |
残雪まばらな支尾根。 |
8時16分、北尾根の支尾根到着。
支尾根までの東斜面は、残雪がかろうじてつながっていた。
支尾根の、到着地点の残雪は、まばら。
支尾根を登るに従って、残雪の量が増えてきた。
雪は多いが雪の上は、落ちた小枝で散乱状態なのでスキーには不向き。
スキーを持参していたら、ただのお荷物となっていただろう。
スキーを持参していたら、ただのお荷物となっていただろう。
8時38分、支尾根から、東側の沢筋のゆるい尾根に移動。
長靴に簡易アイゼンを付けた。
これで、残雪の上でのゴム長靴の歩行の安定度がかなりアップ。
沢筋の「平尾根」は樹木の間隔が広いのでスキーの滑降コースとして最適。
登っていても気分の良い場所だ。
9時、折紙山北尾根に到着。
曇り空ながら、平内町の大毛無山方面が見渡せた。
天気予報通り、天候の大きな崩れはなさそうである。
北尾根の東側は、まだ安全に歩けるぐらいの残雪がつながっている。
9時15分、574ピーク手前の北広場に到着。
ここは何時来ても気分の良い場所だ。
広々として、のんびり出来る所である。
私の、残雪期のテント場の第一候補地。
9時35分、唐川沢コースとの出合い。
ここから北尾根の残雪量が増していく。
少し尾根上を歩いてから、西側の斜面をトラバースぎみに登った。
上折紙沢へ落ちている斜面は、急になったり緩くなったり、様々で面白い。
景色は面白いが、歩きを重ねるうちに疲労が増してきた。
始終左足が、斜面を横切る山足だったので、左足の膝が軽く痛み出した。
持参した膝のサポーターを両膝に着ける。
トラバース歩きの基本方法は、山足を進行方向に向け、谷足は斜め谷方向へ向けること。
これは、トラバース時の歩行の安定を確保するためのもので、膝の痛みをサポートするものでは無いらしい。
膝をかばいながらゆっくりと進む。
ここから北尾根の残雪量が増していく。
少し尾根上を歩いてから、西側の斜面をトラバースぎみに登った。
上折紙沢へ落ちている斜面は、急になったり緩くなったり、様々で面白い。
景色は面白いが、歩きを重ねるうちに疲労が増してきた。
始終左足が、斜面を横切る山足だったので、左足の膝が軽く痛み出した。
持参した膝のサポーターを両膝に着ける。
トラバース歩きの基本方法は、山足を進行方向に向け、谷足は斜め谷方向へ向けること。
これは、トラバース時の歩行の安定を確保するためのもので、膝の痛みをサポートするものでは無いらしい。
膝をかばいながらゆっくりと進む。
574ピークの南側尾根筋。 |
北尾根の西側斜面をトラバース。 |
斜面はだんだん平坦に。 |
722ピーク西側斜面下の広場。 |
11時10分、斜面の平坦なところを選んでゆっくり登ると、890ピークの麓の広場についた。
雪崩の危険性はなさそうなので、ここから折紙山の東尾根を目指す。
尾根斜面の急登を、軽アイゼン付きゴム長靴のキックステップでゆっくり登る。
膝の痛みは気にならなくなった。
11時28分、折紙山東尾根に到着。
着いた地点は890ピークと小ピークとの鞍部。
11時33分小ピーク山頂到着。
小ピークの北端に沿って降り、折紙山へのびている細い尾根を歩く。
尾根はだんだん急になり、ゆっくりと歩みを進めれば、やがて折紙山の山頂広場の東端に着く。
山頂の雪質は、ベシャベシャの水分を多く含んだザラメ雪。
4時間の登行だった。
久しぶりの山行だったので、体の調子も充分では無かったようだ。
まあ、61歳という年齢にしては、よくやったんじゃない。
小休止ののち下山開始。
13時30分、北広場。
北広場を過ぎたあたりから、下山中の左足膝の痛みが増してきた。
いろいろ歩き方を変えながらゆっくり下山。
両足を開いて、がに股スタイルで下山したら、だいぶ膝の痛みが軽減した。
14時15分、「登山口」到着。
下山途中からついてまわった膝のしつこい痛みは、平地では消えた。
慎重に足を使えという、折紙山が示した教訓だったのだろう。