冬の奥入瀬渓流から十和田湖、八甲田山酸ヶ湯温泉へ
奥入瀬渓流石ヶ戸(いしけど)の手前の休憩所。トイレ有り。 暖房もある。奥の建物は売店・食堂。 |
正月休みの小ドライブは、冬の奥入瀬渓流見物と十和田湖見物。
十和田湖からの帰り道に八甲田山を抜けた。
焼山から北八甲田田代平を通り、火箱沢林道から酸ヶ湯温泉へ。
冬の八甲田山の山岳道路は、除雪が行き届いており快適なドライブを楽しめた。
十和田湖は、正月休み期間だというのに、観光客の姿は無かった。
子の口から弘前方面に向かう道路は除雪されていない。
冬の十和田湖一周ドライブは、無理のようだった。
営業している店や旅館も少なく、ひっそりと静まり返っている。
奥入瀬渓流の方は、冬の渓流や滝を撮るのが目的のカメラマンがちらほら。
渓流沿いの自動車道路は、行き交う自動車もまばらだった。
観光地は、静まり返って、安息の時を過ごしている。
静かな観光地が良いという人もいるが、観光地は賑わいの場。
静かな場所なら、別に観光地じゃなくても、いっぱいある。
廃れた建造物。
静かな観光地にあるのは、独特の廃墟感。
冬の十和田湖はただ寒々としていて、旅情も哀愁も感じない。
大きな湖がどっかりあるというだけの風景では、情緒が無い。
人々の暮らしから湧いて出る活力が見えないのだ。
観光とは、その場所に行って元気をもらうこと。
「漁業と十和田湖」とか「産業と十和田湖」とか「温泉歓楽街と十和田湖」とか、そういう俗っぽい人の活力が感じられてこその観光地なのだろう。
「風光明媚」とか「花鳥風月」とか「雪月風花」とか、そんなムードだけでは人は見物に来ない。
和歌的な情緒よりも俳諧的な活力を。
冬の国立公園「十和田湖」は、つんとすました感じで面白くない。
雪の奥入瀬渓流。 |
冬木立に囲まれた、静かな水面の奥入瀬渓流。 |
馬門岩に垂れ下がったつらら。 |
道路対岸の馬門岩。 |
巨大な馬門岩のオーバーハング。 |
奥入瀬渓流の静寂の空間。 |
雪の中を流れ落ちる雲井の滝(写真奥)。 |
雲井の滝近景。 |
銚子大滝とつらら。 |
十和田湖の湖面に浮かぶ、つがいの白鳥。休屋にて。 |
一瞬、十和田湖に陽がさした。 |
休屋桟橋に停泊している十和田湖の遊覧船。 |
北八甲田大岳山麓の酸ヶ湯温泉。 |
酸ヶ湯温泉裏手の湯坂。まだ雪が少ない。 |