2014/05/11

北八甲田前岳へ(ゆるやかなブナの森の散歩コース)

萱野高原から北八甲田を眺める。左側の三角形の山が前岳。
今日は、膝があまり丈夫でないご婦人との山行。
そこで、ゆるい傾斜の、森のお散歩となった。
目的地は北八甲田の前岳山麓。
スタート地点は、銅像茶屋から自動車道路を東に100メートルほど進んだところ。
広くて明るい沢筋を見つけたので、そこからの出発。

歩き始めは平坦な森の中
晴れていて、気分の良い森の中をゆっくりと歩く。
森の木々の間から前岳が見え隠れ。
歩き始めたとき、近くに見えた前岳が、歩くほどに遠のいたり。
また近づいたり、遠のいたり。
森の中には、不思議な距離感が漂っている。
これといった起伏のない平坦な森の広がり。
ゆったりとした気分で残雪の森を歩きたいときのおすすめコースだ。

スタート地点の開けた沢筋。前方に前岳が白く見える。
不思議な距離感
長くゆるやかだった森の勾配が、しだいに急角度を帯びてくる。
その丘のような所を登りきると、目の前に前岳北斜面が広がった。
いつの間にか、こんなところまで来ていたのか、という驚き。
まったく不思議な距離感が潜んでいる森だ。
近くて遠いと、遠くて近いが混在している。

前岳北斜面
丘がしだいに細く縦長になり、堤防のようになって、前岳の北斜面につながっている。
スタート地点から、ゆっくり歩いて2時間の場所。
標高1000メートルあたり。
スタート地点が標高700メートルぐらいだったから、約300メートルのハイクアップ。
手頃な場所にタープを張って休憩地にした。

前岳山頂
私はそこから急登して前岳山頂へ。
休憩地から山頂までは30分ちょっとの登り。
前岳山頂(標高1252メートル)からの見晴らしは格別。
田代一帯が見下ろせる。
この田代平原が、大昔、巨大なカルデラ湖であったという話が、なんとなくうなずける眺めだ。
外輪山の様子もよく分かる。

歩き始めはダケカンバの森。
滑降
山頂からの滑降は、あっという間。
北斜面上部に数カ所、細い断裂ができている。
慎重に断裂を避けながら、それでも気分良く滑ることができた。
帰り道は緩い傾斜だったが、雪質が乾いたザラメ雪だったのでスキーがよく走って快適だった。
新緑がまだ早い、ブナとダケカンバの森コース。
緩と急が楽しめる面白い行程だった。

明るい森
このコースは、八甲田の森の中では、開けていて明るい印象が強い。
まだ木々の葉っぱが出ていないせいもあるだろうが、アオモリトドマツが少ないのも森が明るい理由か。
やはり、針葉樹の森は暗い。
そんなことも感じた、今日の北八甲田前岳山行だった。

登るほどにブナの森。
快晴の青空。

前岳山頂に続く斜面。

標高1000メートルの休憩地点。後方に銅像茶屋の売店が見える。
前岳山頂から八甲田大岳を見る。

北八甲田赤倉。

七十森山は雪融けが進んでいる。
前岳山頂。

沢筋の斜面。上部に深い断裂。

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