雑談散歩

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咳をすると頭が痛い「良性咳嗽(がいそう)性頭痛」

頭痛退散、爽やか風景。
春の乾燥した空気のせいか、高齢になったせいか、昨日は空咳が多かった。

風邪かなと思ったが、熱とか食欲不振とか体のだるさとか、そんな兆候はどこにも無い。
ちょっとした喉のいがらっぽさからくる空咳なのだろう。
こういうことは、今までにも、たまにあった。

初めてなのは、風邪でもないのに、咳をすると頭痛がしたこと。
咳一回で鋭い頭痛が一回。
強く咳き込むと、頭の痛みも強く出た。

頭痛持ちの知人に、私の症状を説明して、病院に行くべきかどうか尋ねてみた。
彼は、頭痛には詳しい男なのだ。
以前、「慢性硬膜下血腫」を患った経験もある。

咳がきっかけで、長く頭痛が続いているのなら、病院で診てもらったほうがいい。
咳込んだときだけ頭が痛むのなら、それは「咳頭痛」であまり心配はいらない。
が、年齢も年齢なので、脳外科とかの専門病院で診てもらった方が安心でしょう。
という話だった。

森のなかで心労を癒す。
「咳頭痛」というものもあるのだね。
以前、「咳失神」というもので、失神しそうになったことがあった。
そのとき、「咳失神」というものを初めて知ったのだが、今回の「咳頭痛」も初めて知った。
歳をとるということは、初体験を多くするということなのだと実感している。

ところで「咳頭痛」とは何か。
病名的には「良性咳嗽(がいそう)性頭痛」と呼ばれているという。
咳をすることによって頭蓋骨内の圧力が高まり、そのために頭痛が引き起こされるという。

咳をすると、血管を拡張する物質が分泌されるらしい。
すると、その血管の拡張が、周囲の神経や頭蓋骨内を圧迫し、咳の衝撃によって頭痛が引き起こされるという。

病気というよりも、どちらかと言うと「物理」ではないか。
頭を固いものにぶっつけたとき、頭が痛むのと似たようなものか?
「物理性頭痛?」

こういう仕組みなら、今までにだって体験したことがあったかも知れない。
歳をとるということは、初体験と物忘れの繰り返しなのだね。

今日もちょっと咳が出たが、頭痛は生じていない。
咳が出ても、頭はすっきり。
やっぱり、「良性咳嗽(がいそう)性頭痛」とかいうやつなのだろう。

大笑いしても頭痛が起こることもあるという。
爆笑してお腹が痛くなったことはあったが、頭痛は未体験だ。
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