2016/06/25

港町の岸壁沿いの遊歩道で「メノマンネングサ」という可愛い花に出会った

青森市港町に、岸壁(北側)と自動車道路(南側)に挟まれて東西にのびる、幅7~8メートルの緑地遊歩道がある。
岸壁沿いの遊歩道とは言っても、海からは50~80メートルほど離れた位置を通っている。
犬を連れて、この遊歩道を散歩していたら、キリンソウによく似た花の野草を見つけた。

葉はキリンソウ同様に肉厚系であるが、葉の形がまるで違う。
キリンソウの葉は倒卵形で鋸歯がある。
誰が見ても葉っぱという形をしている。

ところが、こいつの葉は円柱状で先がまるくなっている。
なにやら棒のような形だ。
しかも、花のついた赤っぽい茎の傍らに、やはり円柱状の葉でおおわれた、背の低い茎が生えている。
その無花茎のモコモコした感じが面白くて可愛い。
なんとなく癒し系である。
黄色い花の径は12~15ミリ。
小さな花で、人知れずひっそりと咲いている風ではあるが、花は無数についていて、足元がとても賑やか。

茎の先端に花のついた赤い有花茎と、葉でおおわれた無花茎。
キリンソウは、ベンケイソウ科に分類されている。
同じベンケイソウ科にマンネングサ属があるというのをネットで調べて知った。
マンネングサ属の花は、キリンソウによく似ていて、黄色い星型。
この遊歩道で見つけた野草はマンネングサ属のどれかであると見当をつけた。

ところで、マンネングサ属は種類が多い。
一個一個ネットで調べたが、ここにある写真と共通の外観を持つものは、なかなか見つからない。
似たようなものは、たとえばメキシコマンネングサとかタイトゴメとかがあるが、微妙に形が違っていたり生育地方が違っていたり。

そこで、「草花を愛でる方々のためのお尋ねBBS」に写真を添えて質問したら、「メノマンネングサ」ではないかというアドバイスをいただいた。
「メノマンネングサ」でいろいろ検索した結果、メノマンネングサに間違いなしと結論が出た。
最大の理由は、下の写真のように有花茎が赤いものが多いこと。
それと、葉の形が円柱状であること。

黄色い花と赤い茎が可愛らしい。

以下はネットで調べたメノマンネングサの特徴である。
  1. 多年草で常緑。
  2. 植生帯は、山地、海岸の岩上、石垣。
  3. 花茎は長く地上を這い、上方で斜上または直立する。
  4. 花茎は、普通赤みを帯び、多数の枝を分岐する。
  5. 花は、茎の先に5弁花を集散状につける。
  6. 葉は単葉でまばらに互生し、形は円柱状。
などなど。
花はまるで違うが、茎も葉も肉厚系なので、マンネングサ属はスベリヒユを連想させる雰囲気がある。
スベリヒユは食用になるのだが、マンネングサ属はどうなのだろう。
そう思って調べてみたら、韓国ではツルマンネングサをサラダやナムルにして食べるそうである。
ツルマンネングサの他には、マンネングサ属の食用の記事はなかったので、メノマンネングサの可食性は不明。
いずれにしても、遊歩道で出会ったメノマンネングサは可愛い花で、たっぷりの癒し系笑顔を振りまいていた。

線香花火が弾けているようなメノマンネングサの花。

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