2016/06/13

勝田稲荷神社の宵宮

勝田稲荷神社。
青森市勝田に鎮座する勝田稲荷神社の宵宮があった。
神社と青森市民病院の間の、南北の通りには夜店がずらり。
小遣いをもらった子ども達が買い物を楽しんでいる。
宵宮は夏の風物詩。
この時期、青森市内のあちこちの神社で宵宮が開催される。

夕方、神社の境内に入ると、地域消防団の「まとい振り」が演じられていた。
以前は、「重要無形民俗文化財 お山参詣」の「岩木山登山囃子」が演じられたこともあった。
いろいろな「演し物(だしもの)」が神前に奉納されて、それが宵宮を盛り上げる。
御祭神は賑やかなことが好きなのだ。
神社には鈴がつきもの。
その鈴を賑やかに鳴らせば神様がお喜びになる、と私は思っている。

勝田稲荷神社の御祭神は、「倉稲魂神(うかのみたまのかみ)」とのこと。
「倉稲魂神」は稲・穀物・食物の神、商売繁盛の神。
また、「稲荷神」としても数多く信仰されているという。
青森県内の稲荷神社のほとんどは、「倉稲魂神」が祀られている。

神社の境内は、その神社に祀られている御祭神の聖地。
俗世間から隔てられた異空間である。
その異空間で浮世の無事を祈る。
異空間に足を踏み入れると、人は別人になったような気分におちいる。
日常では夫婦仲が悪くても、仲が良いように装う。
皆が息災でありますように。
そうやって、家族の無事を祈る。

宵宮は、異空間という非日常と、私達の日常をつなぐお祭り。
私はここで敬虔であるふりをして、そのお芝居を神前に奉納する。
おそらく、多くの人はそのように演じつつ、日常の無事を祈る。

地域消防団が「まとい振り」を奉納。

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