2017/02/09

ダシをとった後の炭火焼干を食べてカルシウム補給

本州最北の新幹線駅、北海道新幹線「奥津軽いまべつ駅」。
2月5日に袰月(ほろづき)海岸の高野崎へ行ったことは、この前記事にした。
行く途中で、休憩がてら「道の駅いまべつ」へ寄ってみた。
「道の駅いまべつ」の愛称は、半島プラザ「アスクル」。
『道の駅いまべつ半島ぷらざ「アスクル」』と続けて表記されることもある。

道の駅は、去年開業した北海道新幹線「奥津軽いまべつ駅」に隣接している。
JR東日本の津軽線「津軽二股駅」もここにある。
山の中の簡素なたたずまいの集落に、三つの公的な施設が集まっている。
なにやら駁雑(ばくざつ)とした印象は否めない。

そこで買ったのが、天然ダシ素材である炭火焼干(すみびやきぼし)。
津軽海峡今別沖で獲れた天然小鯵(こあじ)を地元産の炭火で焼き、天日干ししてつくったものとのこと。
天日で干すことによって、ミネラル分が豊富な食品に仕上がるという。
駁雑な雰囲気が漂うなかで、唯一土着的な存在感を漂わせていた炭火焼干。

炭火焼干は、手作りである。
じっくりと炭火で炙って、旨味を封じ込める。
昔ながらの製法であるという。

土産品共通ブランドとして、「津軽半島浜小屋仕込み」と銘打たれている。
「浜小屋仕込み」とは、素朴さが売りのようである。
津軽半島の素朴なイメージを、うまく盛り込んだ売り文句となっているようだ。
その素朴さを潜り抜けて、スタイリッシュな新幹線が北海道に延びている。
都会風なセンスが、素朴な味わいを尻目に疾走する。
これが最近の津軽半島の事情。

新幹線駅に隣接している「道の駅いまべつ」。
今別の道の駅で買った焼干を、みそ汁のダシに。
食べてみると、あっさりとしながらも香ばしい味わい。
化学調味料を一切使わなくても、良い出汁になっている。
素朴で懐かしい津軽の田舎の味。
私が子どもの頃は、みそ汁はこんな味だった。

化学調味料の濃い味に慣れた若者の舌には、ちょっと物足りないかもしれない。

焼干ダシのお味噌汁。具はワカメと油揚げ。
鍋のお湯が煮立っても、焼干は引かずにそのままみそ汁の具に。
さすがに全部は食べられないが、二尾ほど噛んで食べた。
すると、まだ味が残っていて、噛むほどに旨味が口の中に広がる。
カルシウム補給になって、一石二鳥の焼干。
砕いてパウダー状にして、ごまと塩を混ぜてふりかけにしても美味しいという。
そんな食べ方も、有効なカルシウム補強。

津軽半島の焼干と言えば、今別町の隣の、平舘(たいらだて)の「いわしの焼干」も有名。
こちらのイワシは陸奥湾で獲れたものとか。
津軽半島は、海の幸・山の幸が豊富である。
これも、津軽海峡を流れる津軽海流のおかげなのだろう。

魚介類と山菜が豊富な半島。
日本海と津軽海峡と陸奥湾。
それぞれ環境の違った海に三方を囲まれて、津軽半島は自然の産物に恵まれている。

ダシをとった後、小皿にのせた小鯵の焼干。

焼干パック。これでワンパック500円。

美味しそうな小鯵の焼干。

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