2017/07/05

CorelDRAW X8で、ステンレスヘアライン製看板のイラストを描く方法

前回CorelDRAWで描いたステンレスヘアラインのテクスチャを使って、看板のイラストを描いてみた。
看板は、ステンレスヘアラインのプレートに、ステンレスヘアラインの切文字を貼付けたものという設定である。

看板の文字は、このブログのタイトルである「雑談散歩」にした。
プレートの両側に、これも前回作ったビスのイラストを配置して、ビス止めで取付けたという看板にした。
ステンレスヘアラインは看板材としては高額で、看板に高級感を求める依頼者によって発注されるものである。
なので、表面からビス止めという無造作な取付け方法は、一般的ではない。
プレートの裏面に取付けのための造作をするのが一般的である。
しかしここでは、高額な看板材を無造作に扱うワイルドな仕様も面白いかなと思い、このようにしてみた。

ステンレス板のテクスチャをクリップする

自作テクスチャ。
前回作ったテクスチャを開いて、別名で保存する。

「長方形ツール」でプレートの型の長方形を作る。
「選択ツール」を使って、正方形のテクスチャを横長プレート状に縦幅を縮小する。
左側のツールボックスにある「長方形ツール」で、テクスチャよりも一回り小さい横長長方形を作る。
「丸型の角」ボタンをクリック。
「長方形ツール」を選択すると表示されるプロパティバーの「丸型の角」ボタンをクリック。

数値を入力。
「丸型の角」ボタンの右側にある「角の半径」数値入力ボックスに数値を入力。
ここでは、長方形の両端が正円状になるように18ミリにした。

中央に整列させる。
テクスチャの上に看板の型を置いて、「整列ツール」で両者を中央揃えにする。

パワークリップ。
テクスチャだけを選択状態にして、メニューバーの「オブジェクト」をクリック。
プルダウンメニューの「パワークリップ」にマウスオンして表示されるフライアウトメニューの「フレーム内に配置」をクリック。
すると、ポインタが下図のように黒い矢印に変わる。
その黒矢印で、看板の型の中をクリックする。

黒矢印になったポインタで看板の型をクリック。

看板プレートの輪郭を「なし」に設定。
上図のように、テクスチャが看板の型にクリッピングされる。
看板プレートができたら、プレートの輪郭を「なし」にする。

看板文字を作る

文字を入力。
左側のツールボックスで「テキストツール」をクリックし、ポインタを「テキストツール」に変える。
「テキストツール」で描画ページの適当な場所をクリックするとカーソルが出現する。
キーボードで「雑談散歩」と入力。
フォントは太いほうが減り張りがあってイラストとして目立つので「DF特太ゴシック体」を採用。

「曲線に変換」をクリック。
文字を右クリックして、右クリックメニューのなかの「曲線に変換」をクリック。
文字をアウトラインを持ったオブジェクトに変える。

複製。
看板文字とプレートを各々一個ずつ「Ctrl」キー+「D」キーで複製する。

ステンレスヘアラインの切文字を作る

看板文字でステンレスをクリッピングする。
「雑談散歩」がプレートの下になっている場合は、プレートを最背面に送らなければならない。
ツールボックスで「選択ツール」をクリックし、「選択ツール」で看板プレートをクリックして看板プレートを選択状態にする。
メニューバーの「オブジェクト」をクリックしてプルダウンメニューの「重ね順」にマウスオンし、表示されたフライアウトメニューの「レイヤーの最背面へ」をクリックする。
プレートの上に看板文字を置き、「整列ツール」で両者を中央揃えにする。
「パワークリップ」機能を使って、上図のように「雑談散歩」の切文字を作る。

切文字に影をつける

ドロップシャドウ。
左側のツールボックスで「ドロップシャドウツール」をクリック。
「ドロップシャドウツール」で上図のように、看板文字の左右の中央付近をクリックし、下側へドラッグする。
オブジェクトが「選択ツール」で選択状態にある場合は、オブジェクトの中央付近にポインタを置き、マウスボタンを押してドラッグすると、影ができる。
ドラッグしていると影になる部分が青い線で表示されるから、その線を確認しながら、適度な影の大きさまでドラッグする。

「ドロップシャドウ」の属性
ツールボックスの「ドロップシャドーツール」をクリックした段階で、プロパティバーに「ドロップシャドウ」の属性が表示される。
「ドロップシャドウ」が出来ると、その属性ボタンがアクティブになる。
属性ボタンには、「ドロップシャドウの角度」「影の伸縮」「影のフェード」「ドロップシャドウの不透明度」などがあるから、それらで影の状態を希望のものにする。

看板文字の表面をメタリックにする

複製した文字にグラデーションをかける。
複製しておいた看板文字に、上図のようなグラデーションをかける。
カラーバンド上をダブルクリックするとカラーの「ノード」がクリックした位置に追加される。
「ノード」の色の変更は、カラーバンドの下にある横長のカラーピッカーで行う。
グラデーションをかけ終えたら、この看板文字を、「重ね順」で「最前面」に置いておく。

表示を「ワイヤーフレーム」にする。
切文字とグラデーション文字をピッタリ重ねるために、メニューバーの「表示」の「ワイヤーフレーム」をクリックして、オブジェクトの「表示」を「ワイヤーフレーム」にする。

ズーム表示して、重なり具合がピッタリであることを確認。
文字部分に「ズームイン」して、切文字とグラデーション文字がピッタリ重なっていることを確かめる。
CorelDRAWのデフォルトの設定では、オブジェクトに「スナップ」するようになっている。
「スナップ」とは、複数のオブジェクトの「ノード」や「曲線」が吸着するようにピッタリと重なり合う機能のこと。
メニューバーの「ツール」>「オプション」>「作業領域」>「オブジェクトにスナップ」で、設定の確認ができる。
ちなみに、キーボードの「矢印キー」でのオブジェクトの移動距離の設定は、「ツール」>「オプション」>「ドキュメント」>「ルーラー」の該当入力ボックスに数値入力して行う。

「表示」を「標準」に戻す。

透明度を操作。
グラデーション文字の透明度を、上図のようにして切文字の表面のヘアラインが透けて見えるようにする。

輪郭を塗りつぶす。
グラデーション文字を選択して、オブジェクトの輪郭を上図のように1ミリにし、淡いグレーで塗りつぶす。
ステンレスヘアライン切文字のエッジが、光に反射しているように見せるための演出である。
メニューバーの「オブジェクト」>「グループ」>「オブジェクトのグループ化」で、プレートと看板文字を「グループ化」する。

ビスのイラストを「インポート」する

インポートをクリック。
メニューバーの「ファイル」メニューから「インポート」をクリックする。
するとインポートウィンドウが開くので、ビスのイラストを保存しているフォルダを探して、ビスのイラストファイルを選択し「インポート」ボタンをクリック。

カーソルをクリックする。
「インポート」ボタンをクリックすると、描画ページに上図のようにカーソルが現れる。
カーソルを適当な位置に移動してクリック。

ビスの頭のイラストがインポートされた。

ビスをプレート上に配置する。

ビスを配置。
インポートされたビスを適当な大きさ変形して、プレートの端に置く。
ビスを複製して、プレートのもう片方の端に置く。

ふたつのビスを「整列」させる。
プレート上の適当な位置に置いたふたつのビスを水平方向に「整列」させ、「グループ化」する。
ビスをプレートに整列させる。
「選択ツール」でプレートとビスを選択し、「整列ツール」で中央揃いにする。

プレートに影をつける

プレートに影をつける。
ツールボックスの「ドロップシャドウツール」をクリックし、プレート上でクリック&ドラッグする。
プロパティバーで、アクティブになった影の属性を操作して「ドロップシャドウ」を調整。
プレートのエッジの反射を表現するために、輪郭を淡いグレーで塗りつぶす。

影が付いたプレート。

最後の仕上げ

看板文字を「ズームイン」する。
ステンレスヘアライン切文字の仕上がりを見るために、「ズームイン」機能で拡大。
もうちょっと減り張りがほしいのと、看板文字のヘアラインも目立たせたい。

ドッキングウィンドウの設定を変更する。
看板文字を選択状態にして「オブジェクトのプロパティ」ドッキングウィンドウのなかの「透明度」ボタンと、透明の「マージモード」を変更して、看板文字の表面の質感を調整。
「マージモード」は、他のモードを試してみたが、「減算」モードにするとヘアラインが浮かび上がって、なおかつ文字表面の反射具合も気に入った仕上がりに近づいた。

イラスト完成

ステンレスヘアライン看板のイラスト

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