2017/10/09

錦秋のブナの森でナメコが大量発生

城ヶ倉大橋周辺の紅葉は、ここ2~3日がピークか。
昨日は、愛犬の散歩がてら黒森近辺の、藪の無いブナの森を偵察。
収穫はムキタケが少々だった。

今日は20年近く通っている城ヶ倉近辺の山へ出かけた。
行程のほとんどがネマガリタケの藪漕ぎなので、愛犬は留守番。

ナメコ発見第一号。
山へ入ってみたら、ナメコが大量発生していた。
白っぽい早生のナメコがあちこちに。
拾い採りしながら目的の沢へ向かった。

沢に着く頃には、相当量のナメコが採れていたのでリュックが重かった。
天然のナメコは、ナラタケなどと比べると、身がギュッとしまっているので重い。
この重さが、濃厚な旨味の元であると私は思っている。
ナメコはブナ帯(落葉広葉樹林帯)の森の贈り物。
大量のナメコに出会うと、広大なブナの森が山菜文化を支えてくれているのだとつくづく感じる。
縄文人は、このブナの森に守られながら狩猟採集文化を維持していたということが容易に想像できる。

背中のリュックも重いが、昨日の疲れが残っているのか、沢を登る脚も重い。
沢を登りながら、またナメコを拾い採り。
沢から緩い傾斜の斜面に移って、今度は山を下りながらナメコの拾い採り。
ここ2、3日の雨で、まだ山が湿っているので、ナメコは特有のヌメリに包まれている。
素手でナメコを採ると、指先がナメコのヌメリでヌメヌメに。
それを軍手で拭いながら、ナメコを採取する。

以前、大量にナメコやナラタケ(サモダシ)を採ったことのある太い倒木は、もう木質の分解(腐朽)が進んでいて、今はヒョロヒョロした変なキノコしか生えていない。
今日は、一ヶ所での大量採集は無かったが、少量のナメコ発生箇所がたくさんあったので、けっこうな収穫になった。
だが、重いリュックを下ろしたり担いだりのキノコの採り方が一番疲れる。
なので、名残惜しいが早めにキリをつけて山を下りた。

今日はサモダシを見かけなかった。
ナメコオンリーのキノコ採り。
こういうことも珍しい。
この時期でも、まだサモダシが残っていても良さそうなものだが。
サモダシは九月の中頃大量発生したという。
まさに大爆発だったらしい。
残念ながら、私はその現場に居合わせていない。
仕事が忙しかったのだ。
そのとき出尽くしてしまったのか、最近はサモダシの噂をあまり聞かない。
まったくキノコは気まぐれな生き物である。

そういえば今年は、ツキヨタケを一個も見ていない。
昨日の黒森近辺の森でも、ここでも全く見ていないのだ。
ツキヨタケの成菌も、成長が終わって黒く腐った姿も見かけていないのだから、ツキヨタケが発生していないってことなのだろうか。
ツキヨタケは毒キノコではあるが、毎年秋になればブナの森のいたるところで群生するキノコなのだが。
かつて、2011年の秋にもツキヨタケが少ししか発生しなかったことがあった。
その年は、ナラタケをはじめとした食菌も不作だった。

しかし今年の秋は、ナメコが出ている。
ナメコの大量発生とツキヨタケの無発生?
それが今年の秋の特記すべき山のキノコ事情である。

白っぽい早生のナメコだが食べごろである。

傘が開きかけているナメコの成菌。

こちらも食べごろ。

倒木の下側(根元)にナメコの成菌。上の方に幼菌がポチポチ。

こんな細い枯れ枝にもナメコが付いている。

ナメコの幼菌は、色が濃い。

腐る一歩手前のナメコの成菌。グッドタイミングだった。

恵み豊かなブナの森。

急な小沢を登る。

斜面の倒木にナメコの成菌。

ブナの森に感謝。

ダケカンバの倒木からもナメコが出ている。

ツブナメコ。幼菌だが美味しい。味噌汁に最高。

大きく傘の開いたナメコ。

錦秋の谷から北八甲田大岳を望む。

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