上手く話す方法
え?何かおっしゃいました? |
上手に話したい、上手に効率良く説明したいという気持ちを、多くの人々が持っていることと思います。
あの人は話し方が上手い、という評価のある人でも、本人はさらに上手くなりたいと思っている方が多いのではないでしょうか。
思っていることの半分も話せていないというもどかしさがあるからでしょう。
いわゆる、そつのない話し方をする方がいますが、そういう方に出会う度に、その人の話し方を学びたいと思って一生懸命耳を傾けたものです。
相手(私)をそういう状態にさせるのですから、本当に上手な話し方なのです。
話し方の上手い人は、聞き上手です。
感心するほど話し方が上手い人は、感心するほど聞き上手なのです。
会話していて、それは解ります。
後で、ずいぶんいろんなことを上手に聞かれたなぁと驚いてしまうぐらい聞き上手な方もいます。
そういう方の会話の内容で感じることは「具体性が豊富」だということです。
とりとめの無い会話は散漫になりやすいのですが、具体的な内容の会話は、会話自体に発展性があります。
日常的な、ごく些細な内容でも、有益な情報があり学ばされる事が多いと感じます。
結局、具体的な知識が豊富な方は話し上手と言えますね。
心を謙虚にして、いろんな事実を受け入れるから具体的な知識が豊富になるのでしょう。
心を謙虚にして、いろんな方の話をよく聞く人は話し上手です。
知識が豊富だからといって、知識の陳列的な話し方では、聞く側は苦痛と感じる方が多いのではないでしょうか。
聞き上手な人は、聞きながら相手の話し方を学んでいるのだと思います。
その繰り返しの蓄えのなかで、生きた情報(具体的な知識)と話し方の方法を身につけていくのでしょう。
話し上手は、聞き上手です。
人の話に耳を傾け、興味を持って聞こうとする姿勢があれば、自然と話上手になるような気がします。