2012/03/30

あがり症を直す方法

「あがり症」とは、人前に出ると気持ちが緊張してしまい、平静の状態を失う事です。

「人前」とは、大勢の人の前であったり、初対面の人の前であったり、不慣れな場面での見物人の前であったり、いろいろです。

「あがる」原因は、「人に良く思われたい」「高い評価を得たい」「失敗をしたく無い」「欠点を見られたく無い」という思いが強すぎて、人前にでると緊張してしまうことだと言われています。

「あがる」と普段の自分を失ってしまい、赤面したり、汗をかいたり、言葉が出なかったりします。
しかも、そういう状態にあわてて、ますます自身の平静を失い、ちょっとしたパニック状態になります。

自分の呼吸と足裏を意識すること。
私の「あがり症」が、もっとも強かったのは高校時代です。
そのとき、大人びた同級生の女性に次のようなアドバイスを受けました。

「他人を意識せずに、もっと自分を意識しなさい。」と。

彼女は、「自意識過剰になりなさい」と言ったわけではありません。
 
 ●自分の呼吸を意識しなさい。
 ●自分を立たせている足の裏を意識しなさい。

私は、この博識で聡明な同級生と親しかった訳ではありません。
この心優しい女生徒は、私のぶざまな「あがりぶり」を見かねて、そう助言してくれたのでした。

「あがる」という「ことば」は、心や体の状態を正確に言い表していると思います。
「あがる」とは、まさに呼吸も気持ちも浮き上がって、体を支える足場を失っている状態のことなのです。

この「あがり」に対処する方法は、文字通り「さがる」ことです。
「あがって」いると、呼吸も乱れがちです。
息を吸うことに夢中になっていて、息を吐くことに意識が回りません。
まるで溺れかけた子どものようです。

自分の呼吸を意識して、息を吐くと、気持ちが「さがり」ます。
地面に足がついて、落ち着くのです。
地面に足がついた感じをつかむと、その足裏を意識することで、その足裏に向けて「気持ちの重心」が「さがり」ます。

「さがる」ことは「おちる」こと、すなわち「落ち着く」ことなのです。
こうして平静の自分に近づくことが出来ます。
散歩で気分が落ち着くのも、「気持ちの重心をさげる」ことの効能です。
目的を持たずに一歩一歩あるくという散歩が、意識を地面に向けさせて気持ちを下げてくれるからでしょう。
高校時代の私は散歩する人でした。
休み時間の廊下には、学生がいっぱいいました。
私は、他の学生を意識せずに、自身と足元に気を配って廊下を散歩したのです。
その「散歩世界」の効能のおかげで、私は縮こまらずに意識を自由にすることが少しできたように思っています。

私はこの方法で、私のぶざまな「あがりぶり」をかなり改善させたと思っています。
そして、そういう成果が、人前での私を落ち着かせてくれました。

ただ、あの背の高い女生徒の、美しく聡明な瞳の前では、始終「あがり」っぱなしでしたが・・・。

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