ついに折紙山山頂へ
朝6時頃から、空がピカピカ晴れ上がっていたので、今日は「朝ピカ」で午前中には天気が崩れるだろうと思っていたのですが、空模様は午後の2時頃まで良好でした。
本日、やっと折紙山山頂(920.6)に立つことが出来ました。
尾根歩きの偵察山行を繰り返して、4度目に達成できたのです。
重くて歩きづらい雪質でしたが、やっと好天に恵まれたおかげでした。
8時20分にみちのく有料道路手前の駐車帯を出発。
延々と歩いて、山頂到着が13時25分。
山頂で天候が崩れかけてきたので、すぐに帰路について、重い雪にスキーは悪戦苦闘。
駐車帯にもどり着いたのが15時50分。
登りに5時間、下りに2時間ちょっとの、非力な私にとっては大変な長丁場でした。
登り口の林道。 |
支尾根下の沢筋の斜面。 |
いままでのルートである北尾根につながる支尾根を目指して登る事にしました。
これが少しタイムロスになったと思います。
雪の浅い部分と深い部分が交互に続く支尾根ルートを、晴れの天気に励まされて快調に登ります。
北尾根の積雪状態も、雪の浅い部分と深い部分が交互にあらわれるという有様。
614ピーク辺りの北尾根。後方に見えるのは平内の山々。 |
574ピーク手前の広場に10時7分。
そこから574ピークを左手に見ながらトラバースして、唐川沢コースとの合流地点到着が10時27分。
そこから574ピークを左手に見ながらトラバースして、唐川沢コースとの合流地点到着が10時27分。
614ピーク辺りは、11時22分通過。
ブナの木とヒバの木がドッキング。ラブラブです。 |
遠くに見える東岳。 |
722ピークあたりの尾根ルート。 |
平内の山(三角岳)の奥に野辺地の烏帽子岳が見える。 |
折紙山から北北西に延びている尾根。 |
722ピークを過ぎたあたりから徐々に登りが急になり、最後の急登をして890ピーク北側に到着が12時37分。
急登の後の折紙山頂上到着が13時25分。
折紙山本山に続く尾根から、手前の小ピークと奥の890ピークを振り返る。 |
雲に隠れる直前の北八甲田連峰。 |
急な登りから解放されると、折紙山の広い頂上広場が現れる。 |
折紙山最寄りの851ピーク。この尾根筋が北北西に延びている。 |
頂上広場の一番高い所を目指して歩く。後方に890ピーク |
ここが頂上。 |
雪の積もった折紙山山頂は視界が360度開けています。
頂上には、西の尾根を伝ってきたらしいカモシカの足跡が一筋。
カモシカは遠くを眺めるのが好きなようです。
折紙山の頂上の雪は、風で吹き飛ばされることが無いらしく、積雪量が豊富であるように感じました。
山全体にこんもりと雪が積もっているという感じです。
そういえば、890ピークの森の木も、辿ってきた尾根の木々も、比較的背の高い木(ブナ)が真っすぐに立っていましたから、この山域は強風の少ない地帯なのでしょうか。
4月1日の今日は親父の命日なので、大声で般若心経の一節を唱えました。
命日の良い供養になったと自己満足。
雲が出てきて、小雪が舞い始めたので、山頂でゆっくり出来ません。
折紙山東の小高い小ピークは山腹南側をトラバース。
890ピークは北側の山腹のトラバースを試みましたが、崖状になっているので途中で断念。
890ピーク北側に登ったのが、14時7分。
890ピーク北側でシールを外して、ここから北尾根の滑降です。
890ピークからの北尾根は614ピーク過ぎ辺りまで、小さな小山状のアップダウンが5〜6ヶ所有り、重い雪も手伝ってかあまり快適な滑降ではありません。
登りのときのアップダウンはそれほど気になりませんでしたが、スキーによる下りでは行く手を阻むちょっとした障害でした。
登りの疲労がジワジワと脚にきていたので、スキーは悪戦苦闘の連続。
唐川沢コース合流地点、14時51分。
574ピーク北側広場に15時8分到着。
麓の原っぱには15時40分の到着でした。
今回の折紙山スキー登山は、非常に腹が減りました。
朝食はコンビニのおにぎり2個と「ウイダーINゼリー」のビタミン補助1個です。
これでは少な過ぎました。
これでは少な過ぎました。
折紙山スキー登山を楽しむには、前夜の睡眠と当日の朝食を充分にとる必要があります。
途上の行動食も多めの方が無難です。
距離が長いので、雪質による疲労も行動には負の要因です。
時間的な余裕を多くとる方が安全なスキー登山を楽しめると思います。
北尾根上部のスキー滑降は、アップダウンがあって、雪質の悪い時は快適ではありません。
雪崩の危険の無い快適な斜面の滑降ルートの探索がこれからの課題です。
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