2012/07/09

その情報が役に立つか立たないかは、人それぞれ

ユーザーの役に立つ情報の多いウェブサイトは、Google検索順位の上位にくる確率が高いというのはよく知られている。
私は、検索順位云々よりも、「役に立つ」という言葉が気になった。
そこで、ユーザーに役に立つ情報って何?と知り合いの女性に訊いてみた。
「そうよねぇ」と彼女は言った。
「まったく新鮮味の無い、役に立たない情報や人が横行しているからねぇ。」と言いながら、何かを考えている素振り。
そして、ぼつぼつと出た返答を、私なりにまとめたのが以下の項目だ。

(1)新しい見解や独自な見解。
(2)新しい文化を生む発見。
(3)新しく創られた文化。
(4)新しい利益を生み出す事実。
(5)新しい未来を切り開く意見。
(6)新しい行動を起こすための、新しい現実の認識。

などなど。
ほとんどに、新しいという形容詞がくっつく。
どうやら、それを役に立つことと思っているようだ。
新しいことは、現状を打開するのだという。
「現状の停滞した閉塞感こそが、息苦しいのね。」と彼女は言う。
だから、何か、新しい呼吸をしたいのだそうだ。
それが、彼女にとっての役に立つ情報だという。

新しい以外で、役に立つ情報は何?
と、さらに尋ねると。
(7)楽しい話。
(8)笑える話。
(9)癒される話。
(10)感動的な話。
(11)共感できる話。
などなど、人生に活力を与える話ね、と彼女。
これは元気に生きる上で非常に役に立つと、私も思う。
女性にとっても、男性にとっても、大事な「情報」と言えるだろう。
役に立つということを打算的に考える傾向が強いが、彼女は、ある意味女性らしく、生活文化的な意味合いで考えていたのだ。
楽しくて創造的で、想像力溢れる話は生きる力を支えてくれる。

ではでは、逆に、役に立たない情報とは・・・・。
彼女は、すかさず答えた。
(1)自分中心の独りよがりな話題。
(2)退屈で面白みの無い話題。
(3)嘘、でたらめ。
(4)自慢話。
(5)行動を伴わない口先だけの話。
と、日常的な感覚に満ちている。
もっともこれは、そんな情報を発信する側にとっては役立つことかもしれない。
自己満足して、ストレス解消。
気分転換にもなることだろう。
おっと、これは余談だね。

結局、その情報の、役に立つ立たないは、人それぞれってことかもしれないね、と彼女は口を結んだ。
人それぞれの自由な発想が、思いがけないところで役に立つのかもしれない。
誰も予期できない、日常のありふれた場面でね。

なるほど、これは役に立つ話。
科学でも政治でも経済でも論理でもない、日常の知恵。
たいして得にはならないが、ふっと息をついて、ささやかな安堵を生じさせる情報。
はたして検索ロボットは、そんな女性の、柔軟な思考を理解できるだろうか。

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