ハゲと前立腺肥大症

私の頭皮は「乾燥肌」ぎみで、引っ掻き傷が付きやすかったりして、30代後半ぐらいから荒れていることが多かった。
40代後半からは、頭頂部の抜け毛が始まったように思う。

この頃は、「天然青森ヒバ油」を水で薄めて頭部にスプレーして、頭皮の保湿に努めているから、頑固な「荒れ状態」から回復しつつある。

頭頂部の抜け毛もあまり進んでないような気がしているのは、「天然青森ヒバ油」に対して期待し過ぎだろうか。
ひょっとしたら、また生え始めているのでは、なんてね。

私は、こういう「自然物」に対して、文句無しに信頼してしまう傾向がある。
自然のものは、害が無いから良いじゃないかという感覚だ。

しかし、自然だから害が無いなんてことは無い。
自然界には、人間にとって有毒なものが、いくらでも存在する。

だが、今のところ、「天然青森ヒバ油」に対しては盲信状態だ。

この間床屋に行った際に、理髪館の女主人に、私が「天然青森ヒバ油」を使っていることを話したのは、以前にも書いた話だが・・・。

「へー、そう言えば、頭の地肌が良くなってるわね、髪の毛の質も変わってきてる感じがする。」というマダムの話だったのだ。

ここからが、前回書かなかった話。

「ところで、あんたは、まだあそこが大丈夫でしょう。」
理髪館の中年マダムが続けた。
ちょっと口調がいたずらっぽい感じである。
マダムの唇の肉厚感が、発する言葉に伝わって、耳元に響いてくる。

「え、あそこって何だい?あそこってエッチなあそこのことかい。」と私。

「ひゅははっは、違うわよ、前立腺のことよ。前立腺肥大症は大丈夫でしょうってことよ、きゃはははは・・・。」
毎度の事ながら、奇妙な声を出して笑うご婦人である。
これが良いと言って、この店に通っているハゲが何人かいるらしい。

「頭がハゲている人って、前立腺肥大症になりやすいんだって、ふふふふ。」と自前の頭髪医学論を展開する。

「きっと、ハゲと男性ホルモンの関係ね。」

理髪館のマダムは俗説が好きである。

「競輪選手に前立腺の病気が多いって聞いた事もあるよ。」と私。

「まあ、それは、あそこが圧迫されるからだわ。」とマダム。

こうして、下ネタ混じりの俗説のかけ合いが始まる。

そういえば、この頃、ビールを飲んだ翌日のオシッコの出に異常は無いようだ。
私にとって前立腺肥大症もハゲももうちょっと先のことだろうと、安易に自己診断している。

理髪館のマダムは、私の髪の毛を刈りながら「ひっ、ふゅひっ」と、まだ思い出し笑いにかられているようだ。

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