2012/08/02

祭りの準備(青森ねぶた祭り運行開始)

むかし観た映画に、黒木和雄監督、江藤潤主演、ATG製作の「祭りの準備」というのがあった。
たしか、観たのは70年代の終わり頃だったように思う。

これには、去年の夏に亡くなった原田芳雄さんが出演していて、どこにでも居そうな気の良い不良青年を演じていたのが面白かった。

このころは、江藤潤はまだ新人で、青年なのだが、子どもっぽい初々しさが印象的だった。

「祭りの準備」の「祭り」と、原田芳雄演じる不良青年のイメージが重なって、賑わいと儚さが同時進行しているような映画だったと記憶している。

さて、「青森ねぶた祭り」は本日夜から「ねぶた」の運行が開始される。
2〜3日前の青森市内は、「祭りの準備」で大わらわだった。

3日前に、近くのホームセンターにゴミ袋を買いに行ったら、半透明の青色の45リットルのものは売り切れだった。
乳白色の半透明のものが、わずかしか残っていなかった。

祭りと言えばゴミが出るから、祭りの主催者が大量に購入したのだろうか?
ホームセンターの仕入れ担当も予期せぬほど、大口の買い手が現れたのだろうか?

祭りのゴミ袋と言ったら、乳白色よりも青色なのだろう。
そのほうが、祭りっぽい感じだ。

一般の家庭でも、お祭り期間はお客さんも多く、ゴミも多く出るかも知れない。
「祭りの準備」はゴミ片付けの準備だ。

2日前のお昼に、ショッピングセンターへ行ったら、缶ビールの大箱を20箱ほど汗まみれで仕入れている2人の中年男性がいた。
こちらは、祭りの出店の準備かも知れない。
祭り期間が猛暑なら、缶ビールは飛ぶように売れる。
腹巻きの中が、一万円札の束だらけになるのである。

青森市は、ここ3〜4日猛暑続きだったが、今日もなかなか暑い一日だった。

暑さが「祭りの準備」を促し、暑さが祭り本番を盛り上げる。

「祭りの準備」が「青森ねぶた祭り」の「儚い賑わい」のなかへ注ぎ込まれる。

映画「祭りの準備」で原田芳雄演じる不良青年が駅の構内で「バンザイ」を繰り返す場面が目に浮かぶようだ。
原田芳雄のバンザイの中に、あの映画の、日本原住民男子の「祭り囃子」が響いていたのかも知れない。

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