市街地のイロハモミジの紅葉
イロハモミジの公園樹。 |
青森市の平和公園周辺のイロハモミジの紅葉が見頃をむかえている。
このところ雨の日が続いているので、紅葉は長持ちしている。
程よいお湿りに、紅葉の赤が鮮やかさを増しているようだ。
秋の紅葉と言えば、モミジ。
モミジと言えば、イロハモミジだ。
「イロハモミジ」の名前の由来は、掌状に深く裂けた葉の裂片を「いろはにほへと・・・・」と数えたことから、そういう呼び名が付いたということだ。
面白いことに、イロハモミジの果実は翼果と呼ばれていて、1.5センチほどの翼が付いている。
これが、夏から秋にかけて熟すと風で飛んでいくそうである。
その様子を目撃したことは無い。
翼果はカエデ属一般の特徴であるというから、ハウチワカエデもそうなのだろう。
カエデ属の果実の時期に、翼果を観察する楽しみが増えた。
イロハモミジの花は風媒花であるから、花の受粉も風任せである。
風を頼りに生きている樹木なのだ。
風に生き、風に散っていくイロハモミジの有り様も、自然の生活の方法である。
市街地のイロハモミジの紅葉は、今が真っ盛り。