春の八甲田スキー場
八甲田ロープウェイの無料券が4回分あったので、それを消化するために知り合いと一緒に八甲田スキー場へ。
カメラを忘れたので、写真は無し。
天候は曇りだが、まあまあの空模様。
昨夜は、降雪が無かったのか、リフトのスキー場はアイスバーンでガリガリの状態。
ロープウェイのコースも、上部はガリガリのアイスバーンだった。
お気軽な春のザラメ雪にはまだ程遠い。
八甲田ロープウェイの山頂駅がある田茂萢岳の標高は1,324メートルあると言われている。
標高1,000前後から山頂まで、樹氷で有名なアオモリトドマツの森になっているのだが、そのアオモリトドマツ帯のアイスバーンが厳しかった。
そのアイスバーンの上をガンガン飛ばしている強者のアルペンスキーヤーもいらっしゃったが、軟弱テレマーカーである私は怖々滑り。
アオモリトドマツ帯を過ぎて、ブナ帯に入るとコースの傾斜も緩くなり、アイスバーンもさほど気にならなくなる。
コースに沿ったブナの林間を滑ってみたが、やや重めのパウダーだった。
やや重めではあったが、この時期の折紙山よりは、はるかに良い雪質。
おまけに、ブナの林間は空いていて滑りやすい。
さすが八甲田。
だが、ゆっくり歩いて散策するには、私にとって八甲田は茫漠として広すぎる。
折紙山は尾根筋がはっきりしていて解りやすい。
折紙山は、歩いたルートごとに雰囲気が違うから、スキーで歩いていて楽しいのだ。
折紙山は、いろんな登山ルートが組めるから、興味深い。
もちろん八甲田も残雪期はいろんな登山ルートが組める。
北八甲田の雛岳や高田大岳の山麓、南八甲田も歩いていて楽しい。
しかし、いくら春の残雪期と言っても、八甲田には高山としての厳しさがある。
人間の思考や行動を阻む冷徹さを、垣間見せる時がある。
折紙山周辺は、昔は炭焼きが盛んなところであったらしく、方々に炭焼釜の跡がある。
特に大毛無山方面の平沢沿いに炭焼釜の跡が多くある。
折紙山周辺は、人の生活に密着した歴史を持っている山なのだと思う。
高山としての八甲田も魅力だが、いにしえの生活感が感じられる折紙山も魅力的だ。
山歩きの好奇心の尽きない場所である。
折紙山の尾根を歩いていて、妙に懐かしい気持ちが湧いてくるのはどうしてなのか。
遠い先祖が、山で炭を焼いていたからかも。
山を歩く事で、無意識に、そういう系譜を辿り歩いているのかもしれないなぁ。
春の八甲田スキー場は、本日は、人を寄せ付けないガリガリ山だったので、妙に折紙山の山歩きが懐かしかったりしている。
興味のある方は、このブログ内のテレマークスキー記事まとめページへどうぞ
カメラを忘れたので、写真は無し。
天候は曇りだが、まあまあの空模様。
昨夜は、降雪が無かったのか、リフトのスキー場はアイスバーンでガリガリの状態。
ロープウェイのコースも、上部はガリガリのアイスバーンだった。
お気軽な春のザラメ雪にはまだ程遠い。
八甲田ロープウェイの山頂駅がある田茂萢岳の標高は1,324メートルあると言われている。
標高1,000前後から山頂まで、樹氷で有名なアオモリトドマツの森になっているのだが、そのアオモリトドマツ帯のアイスバーンが厳しかった。
そのアイスバーンの上をガンガン飛ばしている強者のアルペンスキーヤーもいらっしゃったが、軟弱テレマーカーである私は怖々滑り。
アオモリトドマツ帯を過ぎて、ブナ帯に入るとコースの傾斜も緩くなり、アイスバーンもさほど気にならなくなる。
コースに沿ったブナの林間を滑ってみたが、やや重めのパウダーだった。
やや重めではあったが、この時期の折紙山よりは、はるかに良い雪質。
おまけに、ブナの林間は空いていて滑りやすい。
さすが八甲田。
だが、ゆっくり歩いて散策するには、私にとって八甲田は茫漠として広すぎる。
折紙山は尾根筋がはっきりしていて解りやすい。
折紙山は、歩いたルートごとに雰囲気が違うから、スキーで歩いていて楽しいのだ。
折紙山は、いろんな登山ルートが組めるから、興味深い。
もちろん八甲田も残雪期はいろんな登山ルートが組める。
北八甲田の雛岳や高田大岳の山麓、南八甲田も歩いていて楽しい。
しかし、いくら春の残雪期と言っても、八甲田には高山としての厳しさがある。
人間の思考や行動を阻む冷徹さを、垣間見せる時がある。
折紙山周辺は、昔は炭焼きが盛んなところであったらしく、方々に炭焼釜の跡がある。
特に大毛無山方面の平沢沿いに炭焼釜の跡が多くある。
折紙山周辺は、人の生活に密着した歴史を持っている山なのだと思う。
高山としての八甲田も魅力だが、いにしえの生活感が感じられる折紙山も魅力的だ。
山歩きの好奇心の尽きない場所である。
折紙山の尾根を歩いていて、妙に懐かしい気持ちが湧いてくるのはどうしてなのか。
遠い先祖が、山で炭を焼いていたからかも。
山を歩く事で、無意識に、そういう系譜を辿り歩いているのかもしれないなぁ。
春の八甲田スキー場は、本日は、人を寄せ付けないガリガリ山だったので、妙に折紙山の山歩きが懐かしかったりしている。
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