不思議な雰囲気を漂わせている野草 ヘラオオバコ

ヘラオオバコの花
ヘラオオバコの花を真上から撮影。


私の犬の散歩コースには、青森市の都市公園が6カ所ある。

そのほとんどが、夏草の刈り払いが済んでいるが、この公園はまだのようだ。

下の写真のように野草が生い茂っている。

刈り払いを免れた草むらは、野草好きな方にとっては野草の宝庫と言える。

私は、野草好きと呼ばれるほど、野草についての知識を持っていない。

カタバミとかムラサキツユクサとかドクダミとか、普通に誰もが知っているような草の名前しか知らない。


飼い犬の散歩で公園に入るたびに気になっていたのが、写真にあるこの野草。

オオバコに雰囲気が似ているからオオバコの仲間だろうと思って調べてみたら、ヘラオオバコという草だった。

今、この奇妙なヘラオオバコの花盛りだ。

草の世界も面白い。

ひょろ長い茎の先端で、不思議な雰囲気の花を咲かせている。

他の野草よりも背が高いので、草むらで、この不思議な花はよく目立つ。

長い茎の先にある花の穂は、下の方から順番に花を咲かせているようだ。

花の穂から輪状に糸のようなものが伸びて、その先についているのが「おしべ」である。

私の下手な写真では解りにくいが、おしべの群れの上方で緑色の花穂からピロピロ出ている白い糸が「めしべ」。


ヘラオオバコはヨーロッパ原産の野草で、日本で見られるものは、その帰化植物であるらしい。

日本に流入したのは、幕末の頃という。

ヘラオオバコは風媒花で、花粉症の原因植物となっているようだ。

その一方、去痰・利尿に効き目のある薬用植物でもあると言われている。

私の周辺では、薬用という目的でこの野草に接している人は皆無である。

ヘラオオバコは「外来生物法」という法律で要注意外来生物に指定されているらしい。

「外来生物法」とは、特定の外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律のこと。

最近では「セアカゴケグモ」が有名になった。

ヘラオオバコの外観には、不思議な雰囲気が漂っていて、「要注意外来生物」であると言われると、何やら遠い星からやって来たような存在感が感じられる。

葉がすべて茎の根元から生えているのと、ひょろ長くて背の高い茎と、風変わりな花の外観が、そう感じさせているのかも知れない。

いかにも生態系を壊しそうな侵略性に富んでいる姿だ。

草むら一面に生えた背の高いヘラオオバコが風に揺れて花粉をまき散らしている様は、花粉症の患者にとっては驚異的。


ヘラオオバコの花穂
ヘラオオバコの花穂の拡大。


草むらのなかのヘラオオバコ
公園のヘラオオバコ


ヘラオオバコ
ひょろ長い茎を持っているヘラオオバコ。

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