涼を呼ぶ、噴水とケヤキの木
公園の噴水とケヤキの木。 |
日中の気温が上がって、夏本番も間近というこの頃。
当地は10日間ぐらい晴天続きで、まとまった雨がない。
春先は極端な低温続きで、桜の開花がずいぶん遅れた。
このまま高温小雨が続けば、植物を襲う病害虫の発生が心配される。
ハダニ類やアブラムシ類の出現だ。
ケヤキの葉にケヤキフシアブラムシがついているのを5月の終わり頃に見つけた。
それから注意して公園のケヤキの葉を見ていると、けっこうケヤキフシアブラムシに取りつかれている木が多い。
ケヤキの葉の虫コブが目立っている。
また、この虫のベタベタした粘性の排泄物は、「すす病」と言う葉の病気を引きおこす。
平和公園の噴水のそばにも、大きなケヤキの木がある。
噴水は6月に入ってから始動したようだ。
中央にある壇上の噴水装置からの噴水は、まだ見ていない。
中央の噴水は休止状態か。
それでも他の装置から、けっこうなボリュームの噴水があるので辺りは涼しげだ。
中央の噴水は休止状態か。
それでも他の装置から、けっこうなボリュームの噴水があるので辺りは涼しげだ。
このケヤキの木が、動き始めた噴水のお湿りをえらく歓迎しているような様子に見えたので写真を撮った。
木の気分に敏感な人が、このケヤキのそばを通れば、ケヤキの喜びの加減がわかるのだろう。
修行不足の私には、ただ「ケヤキの木が嬉しそうだ。」ぐらいにしか見えない。
噴水越しにケヤキの写真を撮れば、ケヤキの清々しい表情がわかるかもしれない。
そう思って撮った写真だが、どうだろう?
この、噴水のそばのケヤキには、あまり虫こぶがついていない。
噴水の効能なのか。
この、噴水のそばのケヤキには、あまり虫こぶがついていない。
噴水の効能なのか。
ケヤキの大木と噴水の共通点は、ともに涼を呼ぶこと。
ケヤキは、大きな木陰をつくって直射日光をさえぎる。
その木陰に、噴水が涼しい風を送り込む。
噴水のそばは、やっぱりケヤキの木だね。
自称「公園の通」がつぶやく。
「おお、そうさ」ケヤキの枝が噴水の風に揺れている。