津軽地方の屏風山のメロン
屏風山メロンの山。 |
青森県の名産物(農産物)はリンゴ、ナガイモ、ニンニクが有名である。
次に、上記のものよりも全国的な知名度は若干落ちるが、人気が上昇しつつあるものに、「嶽のきみ」と「屏風山スイカ・メロン」がある。
(1)屏風山の砂丘地帯の土壌は水はけが良好で、良質のスイカやメロンの栽培に適している。
(2)昼夜の温度差が10度前後もあり、これがスイカやメロンの糖度を高めている。
以上2つの理由で、この地域では、スイカやメロンの栽培が盛んなのだ。
スイカの方が「屏風山西瓜」(商標登録)としてブランドをいち早く獲得したようだが、後発のメロンも様々な販売戦略で売られている。
屏風山のスイカやメロンは、つがる市当地では沿道販売を多く見かける。
屏風山広域農道のつがる市木造越水(きづくりこしみず)付近や国道101号線のつがる市森田町付近の沿道には、スイカやメロンの沿道販売所が立ち並んでいる。
時期の限られた販売であるから、多くの販売所は簡易な小屋造り。
店は粗末な造りだが、売られていスイカやメロンは、店の近所の畑で採れた新鮮なものばかりだ。
販売している店主は、スイカやメロンの生産者でもある。
道沿いにある販売所の建っている場所が、自身の農地の端になっている。
写真のメロンは、屏風山広域農道の沿道、木造越水付近にある販売所の倉庫の中。
採れたてのメロンが、倉庫の床にゴロゴロと無造作に転がっている。
緑っぽい玉が「タカミ」という品種、黄色っぽい玉が「ユウカ」という品種。
どちらも、肉厚で完熟で甘みが濃厚であるという農家販売店主の話。
家族総出で、自家産のメロンの売り込みに励んでいる様子。
私が買ったのは、3個で1,500円にまけてもらった「タカミ」。
甘みがあっさりしていて美味いと思った。
ベタベタした、文字通り濃厚な甘みを好む人には、物足りない感があるかも知れない。