葉が羽状複葉で互生している樹木(ニワウルシ)

ニワウルシ01
公園のコンクリート門柱の根元に生えたニワウルシ。


公園を散歩するたびに、以前から気になっていた木がある。
葉のつき方や枝の様子がウルシに似ていて、公園のあちこちに草のように生えている木だ。

方々に点在して、繁茂状態に凄まじい勢いがあって、「ウルシのようでウルシでない。なんじゃ、これは?」という感じの植物。

葉が羽状複葉で互生している樹木」という語句で検索したら、「松江の花図鑑」というサイトの該当ページに辿り着いた。

ずらっと並んだ「羽状複葉」の写真サンプルの中に、探していた樹木を見つけることができた。
「ニワウルシ」という名の、ニガキ科の落葉高木とある。
名前に「ウルシ」がついているが、ウルシ科とはまったく別種であるらしい。
だから、さわっても、かぶれる心配は無い。

「ニワウルシ」で検索して、他のサイトでもいろいろと調べてみた。
ニワウルシの別名はシンジュで、漢字をあてると「神樹」と書く。
この「神樹」には特別な意味は無いという。
「Tree of heaven」という欧州名の直訳から来ているという説明だが、「Tree of heaven」には何か意味がありそうな気がするが・・・。

種子は翼を持っていて、風に乗って遠隔地に飛散する「風散布種子」。
よって、繁殖力の強いニワウルシは方々に拡散しているらしい。
道理でよく見かける訳だ。

もともとは中国北部原産の外来樹木。
大気汚染に強く種子の発芽率も高いという。
成長が早くて所構わず増え続けるので、日本では少々厄介者扱いになっているこの頃。

例によって、環境庁の「特定外来生物」というブラックリストにあげられている。
成長すると10メートルから25メートルぐらいまでの高さに伸びるらしいが、この辺ではそんなに大きなニワウルシを見かけたことが無い。

公園の日当りの良い場所で、発芽したニワウルシの幼樹は、草と一緒に伸びては、草と一緒に刈られてしまうという運命にある。

そんな状態では、公園で「成長した樹木」として育つ筈が無い。
もし樹木として育ったとしても、都市公園整備上の「駆除植物」になってしまうかも知れない。

しかし、刈られても刈られても、羽状複葉の赤っぽい枝を伸ばして存在しつづけている。
やはり相当な繁殖力の持ち主である。

ひょろひょろと、細くて赤い枝を長く伸ばしてくる様には、ちょっと違和感を覚える。
葉が、羽状複葉で互生している樹木は、日本にはいっぱいあるのだが。
やっぱり外来種だから馴染めないのだろうか。


ニワウルシ02
公園の柵と舗装道路の隙間に生えたニワウルシの幼樹。


ニワウルシ03
シダレザクラの根元を埋め尽くしつつあるニワウルシの幼樹。


ニワウルシ04
ケヤキの根元に生えたニワウルシ。


ニワウルシ05
ニワウルシの新しい枝は赤い。


ニワウルシの葉
ニワウルシの葉。

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