雑談散歩

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下北半島の熱い温泉「むつ矢立温泉」

工事の下見で、下北半島の釜臥山展望台まで行った。
釜臥山は、下北半島のむつ市にある山で、標高は約879メートル。
下北半島の最高峰となっている。
釜臥山展望台はその頂上付近にある。
釜臥山展望台に至る自動車道路は、恐山街道から分岐している。

むつ市から、恐山に向かって恐山街道の山岳道路を走り、「恐山まで3キロ」という標識のある二股を左折する。
もちろん、その地点に、「釜臥山展望台へ」という標識もある。
釜臥山展望台へは、この分岐から7キロぐらい走らなければならない。
今日は、台風24号から変わった温帯低気圧の接近のせいで終日雨降り。
おかげで、見晴らしは無し。
山頂に近づくほどに濃霧状態で、数十メートル先のカーブも見えない有り様。

展望台での用事を済ませた後、帰りは、むつ市内の温泉に立ち寄ることにした。
せっかく遠路はるばるやって来たのだから、ご当地の温泉に入浴体験するのも悪くはない。
恐山街道を下りて、むつ市街地に近づいたあたりに、「むつ矢立温泉」の濃ピンク色の案内看板が眼についた。
途中、各所に濃ピンク色の案内看板が立っていたので、迷う事無く「むつ矢立温泉」に到着。
むつ市の斎場を越えた辺りで、山は深くなり、この奥に本当に温泉はあるのだろうかと、ちょっと不安になったが、道なりにしばらく進むと、ゴルフの練習場とバンガロー村の向こうに温泉宿の建物が見えた。
宿の建物は、国道沿いのドライブインのような外観。

温泉宿とはいえ、浴室は公衆浴場スタイル。
入浴料420円。
泉質は、「ナトリウムー塩化物泉」と表示されているが、お湯はとにかく熱い。
源泉温度52度の源泉掛け流しで、「湯口」のそばの蛇口からの水で冷ましているだけだから、熱いはず。
お湯にちょっと 入っているだけで、体が濃ピンク色になる。
なるほど案内看板が濃ピンク色な訳だ。
熱い温泉好きな人には、うれしい熱さだろうが、「ぬる湯でのんびり派」にはつらい熱さ。
こんなに熱い温泉に入ったのは、西目屋村の美山湖温泉以来。
美山湖温泉に寄ったのは、15年ぐらい昔の話だが、 2004年の3月で廃業したらしい。

さて、恍惚の熱さの「むつ矢立温泉」の湯は、入って湯船の底に座り込むと、足の先がギリギリしびれるくらい。
まあ、ぬる湯好きの私でも入れたので、極端に殺人的な熱さではないのだろう。
平日の午後だったが、入浴客は割と多かった。
この温泉のファンが多いと見える。
入浴後のホカホカ感も適度にあって、良い湯であった。
湯船のなかでのんびりできないのは、少々物足りなかったが。
熱い湯で気分がシャッキリしたせいか、無事に青森市に帰り着くことが出来た。
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