雑談散歩

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雪が融けて凍り付き、足元が危険になった駐車場

凍った駐車場
凍り付いた駐車場。
ここしばらく気温の高い日が続いて、積もった雪が融けている。

真冬に突入したように見えた青森市内の冬景色も、積雪が減って地面が露出し、季節は逆戻り。

雪が消えて、ちょっとの間、雪の苦労が無くなったかと言えば、そうではない。

日中の温かさで融けた雪の表面が、朝晩の氷点下の冷え込みで凍る。

おかげで写真のように、駐車場は凍ってつるつる状態に。

車道脇の歩道も同様につるつる状態。


駐車場に積もった雪は、行き来する自動車のタイヤや、人の足で踏み固められる。

歩道に積もった雪も、歩行者の靴底で踏み固められる。

踏み固められた雪は、それ自体が「滑りやすさ」を帯びるが、その表面が融けて凍ると、よりいっそう滑りやすくなる。

歩行者の靴で踏み固められた雪面は平坦ではなくて、多少の凹凸が残る。

それが凍るのだから、足の置き場が「でこぼこつるつる」で 、歩行者にとっては不安定この上ない。

朝の冷え込みで凍った雪の表面は氷状だが、それが朝の気温の上昇とともに少しずつ融け始めて、氷の表面に「水の被膜」が生じる。

この「水の被膜」が、滑りやすさを促す潤滑剤の役割を果たすことになる。

固まった雪が融けて凍り付き、その表面がまた融けて「水の被膜」で被われる。


こうして氷原と化した駐車場は、足元が危険で容易に歩く事が出来なくなった。

たいていの人は、自分の愛車に辿り着くまでに、少なくとも1回は転倒することになる。

年老いた御婦人は、脚力不足であるから、転倒の回数が増えるのは尚の事。

ナメクジのように氷の上を這いながら、やっと愛車まで辿り着くような事もある。

転倒骨折で、愛車には行き着けず、そのまま救急車に乗車するはめになる事も充分考えられる。

雪が融けて凍り付き、足元が危険になった駐車場の恐怖は、経験者でなければわからない。


つるつるの氷
表面がつるつるの、駐車場の氷。

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