愛らしいハート形の葉(カツラの新緑)
風にそよぐカツラの若葉。 |
カツラの新緑
今年も、公園のカツラの葉の新緑がきれいだ。丸い、ハート形の葉が可愛い。
若々しい緑色の色合いは、光の当たる角度で微妙に違ってくる。
その微妙さが、愛らしい雰囲気を醸し出しているのかも知れない。
雨の少ない新緑の季節だが、カツラの若葉は瑞々しさを保っている。
葉が出る前に、ひっそりと咲いていたカツラの赤い花が、いつのまにか散ってしまった。
桜の花にばかり気をとられて、カツラの花の存在に気付かないことが多い。
この丸い葉の出現を見て、花が散ってしまったことに気がつく。
そんな、人の思いはどうでも良いと言うふうに、カツラの葉が風に揺れている。
枝がしなやかなので、カツラの葉が風に揺れる様子は優雅だ。
ビルの観賞樹
この木は、樹形が優美なので、ビルの一角の鑑賞樹としても利用されているという。 人工的なビルと優雅な樹木。
森のなかでは、なかなか気がつかない優美さが、ビルとの対比で際立つのだろう。
カツラは成長すると主幹が折れ、株立ちするものが多いらしい。
株立ちしたカツラは野性的で、ビルの装飾用には向かない。
ビルの一角の観賞樹は、手入れされた美しさであることは言うまでもない。
自然の中では荒々しく育ち、管理された環境のなかでは、人間の観賞に堪える姿になる。
樹木の存在感
カツラ科カツラ属カツラに分類。 樹木は、環境が許す限り、人間の期待に応えてくれる。
木材を提供することで、人間を生かしてきた存在。
森林を形成して、その中に、様々な資源を蓄えてきた存在。
カツラやそのほか、一斉に萌え上がった新緑が、その存在感を広げている。
葉の連なりも美しい。 |
可愛いハート型の葉。 |
鮮やかな緑色。 |