こういうこともあるんだね、暖冬のため湖面が凍らない小川原湖

小川原湖水浴場入り口のアーチ。
青森市は天気が悪いので、犬の散歩がてら、小川原湖にドライブ。
上北町は晴れていて、風は冷たいが、陽光が温かい。
一昨年(2013年2月11日)に来たときは、湖水浴場側(南岸)も岸辺が凍りかけていたのだが、今回は氷のかけらも無い。
やはり、今年は暖冬なのだな、と実感。
湖水浴場側の湖面。

玉代・勝世姫像。
積雪はそこそこあるのだが、湖面は凍らなくてゴメン状態。
青空と雲は良い感じ。

湖岸の枯れた芦。
湖岸の枯れ芦の風情も良いのだが・・・。
時期的には厳冬の最中だというのに、ずいぶん春めいている。

冬の陽光さす湖岸。

毎年、氷結する小川原湖北西側の湖岸。
湖の北側なら凍っているだろうと、クルマを走らせた。
が、去年、愛犬と氷の上を散歩した場所は、今日は静かに波打っているだけ。
もちろん、わかさぎ釣人の姿は無し。

一昨年は、かなり湖の沖まで氷結していたのだった。
広い雪原と化した湖面には、強風による雪煙が舞い上がっていたのだったが、小川原湖に関していえば、「氷の世界」はどこにも無い。

小川原湖の北西に隣接する内沼はかろうじて氷結。
内沼の方はどうかと覗いてみると、かろうじて氷結状態。
カラフルなテント村が出来ていた。
こんなに温かくては、氷の上も不安だろうに。

小川原湖は、今季氷結していないと、地元の方のお話。
今季は、例年に比べて寒気が弱く、内沼や柿沼など氷結している箇所でも氷の薄い部分があり、落水事故に注意が必要だという。
テント村も、心なしか、精彩に欠けて見えた。

内沼は氷結しているのに、なぜ小川原湖は氷結できないのか

同じ気象条件なのに、どうして内沼だけ氷結して、小川原湖は凍らないのか。
その訳は、湖の深さと容積に関係しているらしい。

国土交通省東北地方整備局高瀬川河川事務所のサイト、「小川原湖の概要」のページを調べてみた。
そのデータは以下の通り。

<湖面積>
小川原湖:63.2(平方キロメートル)。
内沼:0.85(平方キロメートル)。
<湖容量>
小川原湖:714(×10の6乗立法メートル)。
内沼:2.8(×10の6乗立法メートル)。

小川原湖、内沼、姉沼の平均水深が約11メートル。
小川原湖の最大水深は25メートル。
内沼の最大水深は不明(ネット上で探せなかった)。

以上のデータでみる限り、小川原湖の容積は内沼よりも圧倒的に大きいことが分かる。

地方独立行政法人「北海道立総合研究機構」のサイト、メルマガ連載のページ「第21話 凍る湖と凍らない湖」では以下のように説明されている。
「外気温がいくら厳しい氷点下に冷え込んでも、湖全体が冷えないと湖面の結氷が始まらないため、深く容積の大きい湖ほど結氷に長い時間がかかるわけです。」

つまり、内沼のように浅く容積の小さな湖は、水たまりみたいに凍りやすい。
小川原湖のように、深くて容積の大きい湖は、氷結に長い時間がかかる。
小川原湖が凍るために必要な長い時間のうち、気温の高い時間が多くあったら、小川原湖全体が冷え込まないので、湖面は氷結に至らない。

ということで、今年の小川原湖は、内沼と違って氷結できないのでしょう。

わかさぎ釣りを楽しむ人達のテント村。

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