畑の雑草とされるスベリヒユが食品だったとは

スベリヒユの黄色い花
路上のスベリヒユ。


道端でスベリヒユを見つけた。
懐かしい草である。
私が子どものころは、家の周囲の畑に雑草としてはびこっていた。
畑の草取りは子どもの仕事でもあった。
草取りの相手は、このスベリヒユがほとんど。

土の上を這いながら分岐して茎を伸ばす草なのだが、一端を引っ張ると「イモずる式」に簡単に抜けたような記憶がある。


肉厚の葉。


やっかいなのは、その蘇生力。
抜いた草を畑の隅に置いたままにしておくと、そこで根を出して簡単に生き返ってしまう。
乾燥に強い多肉植物なので、なかなか枯れない。
子ども時代には、なにかと縁のあった草ではなかろうか。

今日みたいな、よく晴れた夏の日に、直径5ミリから8ミリぐらいの黄色い花を咲かせる。
肉厚な葉は光沢があり、強い陽射しにキラキラと輝く。
赤っぽい茎は地を這うミミズを連想させた。
などなど、思い出の多い草である。

その草が食べられるとは知らなかった。
しかも、意外と美味しいだと!
・・・・・そういえば、なんとなく美味しそうな外観だ。

津軽半島の寒村ではただの雑草だったが、食料として重宝にしている地域もあるという。
特に山形県では、茹でたものを芥子醤油で食べるのが一般的であるらしい。
栄養価も高く健康を保つ食品として評価されている。
沖縄では夏場の葉野菜としていろいろな調理法で食べられているという。

日本、広し。
畑で栽培?しているところもあるという。
もしそれが本当なら、こんなに楽な栽培はない。
スベリヒユという作物が、畑の雑草を駆逐してくれるから。

雨不足で野菜が育たないときは、貴重な栄養源になりそうである。
生産性が高くて、こんなに頼りになる食料は少ないだろう。
知っていたら命拾いになるかもしれない野草である。
もしもの場合に備えて、試食してみてはいかがかな。
料理法もいろいろと研究してみれば楽しいかも知れない。


赤い茎、黄色い花、緑の葉。

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