ラッセルトレーニング、深雪の赤沢川原を偵察
本日の行程図(赤色行程線及び矢印表示は、ブログ管理人の書き込み)。出典:国土地理院ホームページ。 |
愛犬の散歩やら雪かきやらで、家を出たのが9時半過ぎになってしまった。
雪があるからスキーで山へ行けるのだが、その雪に行動を阻害されるのも雪国生活者の運命。
駐車地点スタートが、10時40分。
みちのく有料道路の高架橋下通過が11時25分。
今回はP734へ続く尾根筋の谷側始点近くまで行ったのだが、高架橋下がそこまでの半分弱ぐらいの距離である。
雪の深さは30センチから40センチ強。
深雪ラッセルが脚にこたえたラッセルトレーニングだった。
野内川沿いの林道を進む。 |
往きは、曇ったり雪になったり、ときおり陽が射したりだったが、到達地点では雪ときどき吹雪。
時刻と天候、それに体力と相談して引き返すことにした。
去年の6月の峰越えハイキングでは、このあたりまで一時間だった。
今回は、その倍の2時間を要した。
P734への尾根筋の谷側始点の標高は約250メートル。
ピークまでの標高差は約500メートルである。
夏山のヤブ漕ぎでは、谷側尾根始点から山頂まで3時間かかった。
この標高差を、深雪の独りラッセルで辿るには、私の体力では4時間ちょっとみなければならないだろう。
深雪の季節だと、スタート地点からP734までの所要時間は6時間から7時間。
そこから、峰を越えてのスキー滑降に1時間をみても、8時間の山行になる。
体力の弱い者にはきついコースである。
手強い深雪。辿ってきた方を振り返って見ている。Ski trace of old Telemarker. |
そう思った今日の偵察山行だった。
赤沢の川原は、細い沢が幾筋も錯綜し、露出している。
その沢を横切るときは、横たわった倒木に積もった雪の上を歩いた。
ちょうどそういう個所があったので、それを確認したのが今日の偵察の収穫となった。
尾根の取り付きまでは、とりあえずスキーを外すことなく行けることがわかった。
唐川沢林道分岐。 |
スキーシールを付けたままのとんぼ返りとなった。
帰りは陽が射すこともなく雪、ところにより地吹雪。
消えかかった自分のトレースをチョボチョボ歩いて、1時間半でゴール。
クルマは吹雪きに凍り付いていた。
はて今日は、面白かったのだろうか、しんどいばかりだったのだろうか。
ちょっと不思議な感覚の川原歩きだった。
山にはない趣があったのは確かなのだが・・・・・・。
まあ、こんな日もあるさ。
これからのスキーハイキングを前にしての、ラッセルトレーニングだと位置づけて納得したしだいである。
みちのく有料道路の高架橋をくぐる。辿ってきた方を見ている。 |
前方左に赤沢の堰堤。 |
赤沢林道が登りに差し掛かる手前で川原に下りる。 |
沢に横たわった倒木の、上に積もった雪の上を渡る。 |
この雪の橋の下にも倒木がある。 |
小沢を除いて、ほとんどの沢が埋まっていない。 |
延々と続く深雪の川原。 |
平内の三角岳へ続く尾根の谷側始点。 |
帰りは地吹雪の個所もあった。 |
吹雪になった駐車ポイント。 |
■興味のある方は、このブログ内のテレマークスキー記事まとめページへどうぞ