雑談散歩

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豪雪都市青森市の雪日記(5)・未明の排雪作業

左側がダンプカー、右側がバケットで雪をすくうホイールローダ。

 夜中に騒音で目が覚めた。午前三時。窓の外を見ると、家の横の交差点で排雪作業をしている。この前(2月4日)の夜は、家の前の東西の通りが「排雪」されたが、今回は南北の通りの「排雪」。やかましいのは、ダンプカーに雪を積んでいるホイールローダの動き回る音だった。
 ロータリー除雪車なら、これほどうるさくなく、作業効率も良いのだが。ホイールローダでは雪をすくう作業と、ダンプカーにホイールローダを寄せる作業と、バケットの中の雪をダンプカーに積む作業の、大まかにみて3手間が必要になる。ロータリー除雪車なら、ダンプカーと並行して走りながら雪をすくい、煙突のような形のシュートと呼ばれている装置で雪を飛ばしてダンプカーに積みこむ。雪を集めて移動し、雪をダンプカーに積んで運搬する作業が同時にできるから効率が良いのである。2月4日の夜は、ロータリー除雪車が来てくれたから排雪がスムーズだったのだ。

右端に赤い誘導灯を持った交通誘導員がいる。

 しかし、青森市は広い。しかも、世界一の豪雪30万人都市。ロータリー除雪車も市の雪対策予算も不足気味。家の前はちょくちょく除排雪が行われているからいいが、2~3回ぐらいしか「除雪」や「排雪」が入らない住宅街もある。夜中の排雪作業がやかましいとは、言っていられない。しかも作業員の方は、市民の生活環境を整えるため、人が寝静まった深夜に仕事をしていらっしゃるのだ。いっときの騒音ぐらい我慢しなければならないのだろう。

ホイールローダが雪の入ったバケットを高々と持ち上げて、ダンプカーに雪を積み込もうとしている。

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