子どもの頃親しんでいたヘビイチゴの花を、すっかり忘れていた

ヘビイチゴの花。


「稲垣河川公園」の原っぱで見つけた黄色い小さな花。
足元を見下ろすと、一面に群生している。

長い葉柄の先の3出複葉が、どこかイチゴの葉に似ている。

インターネットで調べたら、なんとヘビイチゴの花だった。
どうりで、葉がイチゴの葉に似ているはずである。

「なんとヘビイチゴの花」と書いたのは、私が子どもの頃、ヘビイチゴはよく知っていた草だったからである。
こんな花だったのをすっかり忘れていた。
黄色い花のことは忘れていたが、ヘビイチゴの小さな赤い実は、今でも記憶にある。

以前、下北半島の尻屋崎で見つけたキジムシロのことを記事にしたことがあった。
そのとき私はその花を、キジムシロかヘビイチゴか同定できなかった。
2014年の今頃のことだったが、そのことをもすっかり忘れていた。

そして今、ヘビイチゴを調べているなかで、キジムシロの件を思い出したのだった。
あのとき私はキジムシロに、?マークを付けたのだが、あの草はやはりキジムシロだった。
キジムシロで正解!


雄しべ(周囲に突き出ているもの)と雌しべ(中心の花托から出ていて無数)。


キジムシロの記事にも書いたのだが、私が育った津軽半島の村では、ヘビイチゴのことを「マノクソイチゴ(馬の糞イチゴ)」と呼んでいた。
ヘビイチゴが毒ではないことは、村の子どもたちは知っていたが、誰もヘビイチゴを食べる者はいなかった。

ヘビイチゴを食べることは、「そんな『馬の糞』と呼ばれているものまで食べるのか!」という子どもながらに恥ずかしい行為だった。

ところが、私は密かにヘビイチゴを食べていた。
かすかな甘味とかすかな酸味。
スポンジ感があってカスカスな肉質。

限りなく無味に近いそんな味を密かに楽しんでいたのだ。
と言うか、そんなものまで食べるほど食い意地がはっていた。


花柄の写真。こまかい毛がある。


それは、ともかく。
ヘビイチゴは、バラ科キジムシロ属の多年草。
昔は、バラ科ヘビイチゴ属となっていたが、キジムシロ属に変更になったとか。

花は上の写真の通り五弁花で、直径は1.5センチぐらい。
花弁の隙間に、幾分尖った感じの萼が5枚見える。
この萼の先端が、花弁の先端まで届いているところが、キジムシロとの相違点である。
キジムシロの萼は、花弁の先端まで届かない。


ヘビイチゴの葉。

上の写真は、ヘビイチゴの葉。
3出複葉で、葉柄がやや長いのがわかる。
葉の形は、先が丸みを帯びた広卵形。
キジムシロの葉は、奇数羽状複葉である。

ヘビイチゴの花柄は、下の写真のように、葉柄よりも長い。
花柄には、細く短い毛がびっしりと生えている。
茎はランナー(走出枝)になっていて、地を這って広がっている。
茎の節から根を出して増え、群生を形作る。
下の写真は、私が茎をちょっと持上げて撮ったものである。

キジムシロはランナーを出さないので、これも見分けのポイント。
ただ、ランナーを出して広がるツルキジムシロという種もあるらしいので、ヘビイチゴとの同定が困難。
インターネットの写真を見ると、ツルキジムシロの葉の鋸歯がキジムシロよりも深いようである。


ランナー。


「稲垣河川公園」のヘビイチゴの群れ。湿った土地を好む植物だから、河川敷がちょうどいい。

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