2020/04/10

神頼みよりも妖怪頼み、アマビエ様

疫病退散の妖怪アマビエのイラスト
妖怪アマビエのカワイ系。


新型コロナウイルス感染症が、全国的に拡大の一途をたどるなか、今ネットで話題になっているのが、上のイラストのような妖怪アマビエ。

上のイラストは、私がCorelDRAW2019で描いたアマビエの二作目。
これらのオリジナルは、イラスト素材集のページにアップしている。

一作目がキモコワ(気持ちが悪くて怖い)という評判だったので、二作目はちょっとカワユク描いてみた。
ネットに出没している妖怪アマビエは、どちらかというとカワユイものが多い。
ホントは怖くないと妖怪じゃないんだけど。

いつ終わるともしれない疫病に、コロナ疲れもひどくなりつつあるようで。
人々はコロナ禍を忘れるために、民話的な癒やしを求めているのでしょう。
癒やし効果で免疫力をアップさせ、コロナウイルスを一蹴しようという意気込みなのである。

神様仏様では通用しないコロナウイルス。
日本の民衆の心のなかに古より存在し続けてきた妖怪が、この時節に注目を浴びているのである。

そもそも妖怪は、その時代の人知では理解し難い「怪奇現象」を起こす「化物」や「怪物」のこと。
古代においては、人間に災いをもたらす存在であったのではなかったか。

古代のミニコミのなかで怖れられていた妖怪が、現代の発達したマスコミ世界では、人間の味方としてキャラクター化している。
神や仏をキャラクター化するのは畏れ多いから、人間と同じ地平に立っていると思わしき妖怪を人間の味方っぽくキャラ化しているのだろう。

神様の数える単位は「柱」だが、妖怪を数える単位はだいたいが「匹(ひき)」だそうで。
ちょっと見下している感が否めません。
せめて「体(たい)」で数えたらどうでしょう。
なんてことは、まあ置いといて。

ネットでは、アマビエに「様」をつけておすがりしている有様である。
窮したときの妖怪頼み。
どうかご利益がございますように。

ところで伝承では、アマビエは豊作や疫病の流行を予言する妖怪であるとのこと。
海中から現れて、それらのことを予言して立ち去っていく妖怪であるらしい。

「良い予言と悪い予言がある。先にどっちから聞くかね?」てな調子だろうか。
コロナウイルスのせいで、日本の経済が破綻しそうである。
豊作の予言はないのかね。

そういえば、中国の武漢市で未知のコロナウイルス感染症患者が見つかったとき、アマビエ様は、今の日本の状況を予言したのだろうか。
その頃は、誰もアマエビ様を見かけていない。

私の姿を描いた絵を、人々に早々に見せよ」というお言葉を聞いた方は、いらっしゃらなかったのではないかしらん。

ともあれ、日本の厚生労働省がアマビエのイラスト入り「ステッカー?」を作ったとのこと。
下の画像がそれである。
厚生労働省ではコレを「啓発アイコン」と読んでいるが、「啓発アイコン」て何?

私に言わせれば、「啓発」よりも「ご利益」でしょ。





アマビエのイラスト入りステッカー
厚生労働省ホームページより。

スポンサーリンク