ガガイモに似た葉で多数の白い花が放射状に咲いている蔓性の植物「イケマ」
放射状に咲いているイケマの多数の白い副花冠。 花冠は、副花冠の後側で反り返っている黄緑色。 |
第一印象は、葉っぱがガガイモに似ているだった。
花も、よく見ると小さいながらも厚ぼったいところがガガイモの花に似ている。
しかし、以前見たガガイモの花は大きくてカラフルだった。
調べてみたら、イケマという蔓性の多年草だった。
旧ガガイモ科の植物で、現在はキョウチクトウ科に属しているとのこと。
キョウチクトウよりはガガイモのほうがしっくりくるのだが。
その旧ガガイモ科を含んでいるキョウチクトウ科は、高木から草本まで包括し、蔓性のものも多いとのこと。
キョウチクトウ科には有毒種のものが多いということだが、イケマは根茎にアルカロイドを含んでいて有毒である。
イケマは、アイヌ語の「カムイ・ケマ」が縮まった言葉と言われ、公益財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構の単語リストによると「ケマ」は脚の意とある。
つまり、イケマはアイヌ語で「神の足」という意味になる。
札幌市のホームページの「アイヌ文化交流センター>伝統工芸品のご紹介」のページに、イケマについての記載があった。
調べてみたら、イケマという蔓性の多年草だった。
旧ガガイモ科の植物で、現在はキョウチクトウ科に属しているとのこと。
キョウチクトウよりはガガイモのほうがしっくりくるのだが。
その旧ガガイモ科を含んでいるキョウチクトウ科は、高木から草本まで包括し、蔓性のものも多いとのこと。
キョウチクトウ科には有毒種のものが多いということだが、イケマは根茎にアルカロイドを含んでいて有毒である。
イケマは、アイヌ語の「カムイ・ケマ」が縮まった言葉と言われ、公益財団法人アイヌ文化振興・研究推進機構の単語リストによると「ケマ」は脚の意とある。
つまり、イケマはアイヌ語で「神の足」という意味になる。
札幌市のホームページの「アイヌ文化交流センター>伝統工芸品のご紹介」のページに、イケマについての記載があった。
「神の足」と呼ばれるこのイケマには偉大な霊力があると、魔よけや病よけのために、イケマをマタンプシ(鉢巻)やモウル(肌着)に縫い付けたり、輪切りにしたイケマに穴を開け、ひもを通し首から下げたりしました。
病が流行した時などは、少量を噛(か)み、病人に吹きかけたり、チセ(家)の中や表に吹きかけて歩きました。そうすると、イケマの偉大な霊力により、悪い病も退散すると思われていました。
アイヌはイケマをとても重要とし崇(あが)め、どこの家にも乾燥させて必ず蓄えていました。
イケマは、なかなか存在感のある野草なのだ。
イケマの花は、放射状に小花をつける散形花序で、花柄(かへい)が葉柄(ようへい)よりも長いのが特徴である。
開花した花の姿は、上の写真のように星形。
イケマの花冠(花びらの集まり)は黄緑色で、深く5つに裂けており、次第に後ろに反りかえる。
白い花びらのように見えるのは副花冠(花びらの内側にある弁状の付属物)である。
このへんは、写真が鮮明でなければうまく説明できない。
やっぱり一眼レフで撮るべきだね。
また山でこの花に出会ったら、こんどはもうちょっとマシな写真をお見せできることでしょう。
ガガイモに似ている葉は対生。
葉の形は卵形で、先端が細くとがっている。
葉の基部は下の写真の通り、深い心形になっている。
花と葉。 |
上から見た蕾と葉。 |
葉柄の基部に択葉がある。 |
花柄が葉柄よりも長い。 |
まだ蕾のほうが多い。満開はこれから。 |
葉の基部は深い心形。 |
白い副花冠と、そのうしろの黄緑色の花冠。 |
丸い蕾。 |
葉は対生。 |